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蜜柑の花。



毎日お邪魔している、MINAさんのBlog、【アトリエのつぶやき】で、可愛い蜜柑の花が咲いていましたよぅぅぅ。


詳細はコチラです→≪薔薇の香り♪・・・ミカンの花咲きグリーンカーテンはゴーヤに~≫


花蜜柑ありて孫待つ波多野郷/小栗釣月


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花蜜柑匂ふよ沖の船あかり/武田孝子


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この作者は愛媛の出身らしい。
さもありなん、初夏の陽光の中、蜜柑の花が香(かぐわ)しい故郷を詠んだのです。

しかし、この句は、夜だ。
闇の中に蜜柑の花の香りだけが漂っています。
そうなんです、作者に花は見えていないのです。
が、しっかりと瞼の裏には白い花が・・・。


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作者の故郷は蜜柑の王国なのです。


そして、もう一つの蜜柑の王国と言えば、静岡でしょう。


蜜柑の花や童謡を口ずさむ/志方章子


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【みかんの花咲く丘/1947年】 作詞:加藤省吾


みかんの花が 咲いている
思い出の道 丘の道
はるかに見える 青い海
お船が遠く かすんでる

黒い煙を はきながら
お船は どこへ行くのでしょう
波に揺られて 島のかげ
汽笛がぼうと 鳴りました

何時か来た丘 母さんと
一緒にながめた あの島よ
今日も一人で 見ていると
やさしい母さん 思われる


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作詞者の加藤省吾氏は静岡県の出身であります。

伊東にある『みかんの花咲く丘』の歌碑は見た記憶があります。



海と蜜柑は同じ風景にあるのです。



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潮風のかすかに届く花みかん/金國久子

花蜜柑沖釣りの夫戻りくる/堀井より子

山匂ひ海まで匂ひ花蜜柑/嶋田一歩

海と空ひといろの碧花蜜柑/黒滝志麻子

女生徒と花蜜柑の香積む渡船/德田千鶴子


澄んだ碧い海、新緑の穏やかな丘、純白の蜜柑の花。


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これほど美しい風景があるでしょうか。


二十代の頃、何度も伊豆・伊東の旅に出ました。


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初夜となる蜜柑の花の伊豆の宿/小栗釣月


確か二度目の旅行がゴールデンウイークの最中だった。


運よく蜜柑の花の盛りでした。


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だ・か・ら・昼も夜も、どこにいても、甘い柑橘系の香りがしました。

感動して現地の人に言いました、良い香りですね~と。
しかし、蜜柑の花の香りに慣れていて当たり前過ぎるのでしょうね。

「あら、あ~、そうね~」ぐらいの返事しか無かったので驚きましたわ(笑)。


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花蜜柑各駅停車伊豆旅行/小栗釣月


電車が停まる度に、ふわりと、蜜柑の花の香りがしました。


花蜜柑ふわりと旅の途次(みちすがら)/小栗釣月


差し向かひ蜜柑の花の風に酔ふ/小栗釣月


花蜜柑一番星の下の宿/小栗釣月


踊り子の名は薫てふ花蜜柑/小栗釣月


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蜜柑の花は蜜柑の匂いがするんです。


苺も桜桃も梨も柿も林檎も、花は果実の匂いがしませんね。


匂うのはホボホボ柑橘類だけですなぁ。

レモン、オレンジ、グレープフルーツ、そして、蜜柑。


那美さんに君も会ったかみかん咲く/坪内稔典
*熊本の蜜柑に、『草枕みかん』と名付けられた品種がある*


有明の海へ傾く花みかん/陽山道子


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使徒はいま祈りの中や花蜜柑/あさなが捷

抜け道にみかんは花を落としけり/きくちきみえ

婚列のちよつと止まりし花蜜柑/山田美恵子

秘境とはこんなもんです花蜜柑/杉原ツタ子

島抜けて島また島や花蜜柑/竹澤竹里


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蛇足でありますが・・・(笑)。


蜜柑の生産量、日本一は、和歌山であります。

はい、超有名な有田蜜柑の産地ですね~(笑)。


紀伊国にぶらりと来れば花蜜柑/山田六甲


紀州の蜜柑の歴史は古く、なんと享禄二年(1529年)と言われています。


1位:和歌山県。
2位:愛媛県。
3位:静岡県。

じゃんじゃん。

旧暦五月二十二日・『河合曾良』の命日?です。



芭蕉は忍者?なるオモシロ説がある・・・伊賀上野生まれだからネ(笑)。

しかぁぁぁぁし、歴史の通?に言わせれば、この、曾良こそがカナリ妖しいのです。


忍者?間者、もしくは、隠密だった事は間違いないのではないでしょうか?

奥の細道の後半もあまりにも自由過ぎるしネ、曾良は謎の行動が多すぎるんですヨ。


剃り捨てて黒髪山の更衣

卯の花に兼房見ゆる白毛(しらが)かな

松島や鶴に身をかれほととぎす

象潟や料理何食う神祭

波越えぬ契ありてやみさごの巣 

行き行きてたふれ伏とも萩の原

かさねとは八重撫子の名成べし

よもすがら秋風聞くや裏の山

なつかしや奈良の隣の一時雨


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本日は、蕉門十哲(諸説あり)の一人。
『奥の細道』の奥州・北陸の旅に随伴した高弟。

河合曾良の命日・・・らしい。


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慶安2年(1649年)~ 宝永7年5月22日(1710年)頃?


元は下級武士。
いろいろな理由?で江戸に下り、神道・和歌を学ぶ傍ら、松尾芭蕉の門弟になったらしい。

曾良は、たまたま?深川の芭蕉の庵の近くに仮住まいをしており、毎日行ったり来たりした仲だったようである。
なにくれと、曾良は芭蕉の世話をしていた、末尾の「雪丸げ」参照。


『奥の細道』のマニュアル本?随伴書「曾良旅日記」は有名。
この、二つの書を比較する事により、旅の本質がより理解できるのでア~ル。


また、「曾良旅日記」と、『奥の細道』は、八十ヶ所以上の食い違いがありとても面白いワケですネ~。
ゆえに、『奥の細道』が紀行文ではなく、フィクションも交えた、私小説などと言われている由縁であります。


曾良は、、『奥の細道』の後に幕府の巡見使随員となり諸国を廻り客死。


『奥の細道』以外の曾良の句も、少々ご紹介。


雪は来でから風きほう空凄し

大峰や吉野の奥を花の果て

膝折るやかしこまり鳴く鹿の声 

月見んと潮引きのぼる舟とめて

くまの路や分(わけ)つつ入れば夏の海

浦風や巴(ともえ)をくづす群鵆(ちどり)

むつかしき拍子も見えず里神樂

向きの能(よ)き宿も月見る契かな

しら濱や何を木陰にほととぎす


芭蕉と、いかに親しかったかは以下の文でわかります。

曽良何某は、此のあたり近く、仮に居をしめて(構えて)、朝な夕なに訪(と)ひつ訪(と)はる(行ったり来たりした)。
我、食い物を営む時は柴折(柴を折って)くぶる(燃やす)助けとなり、ちゃを煮る(茶を点てる)夜はきたりて氷をたたく(砕く)。
性隠閑(静かに暮らす)をこのむ人にて、交金を断つ(固く結ばれた友情のたとえ)。
ある夜、雪を訪(と)はれて、

きみ火をたけよき物見せむ雪まるげ/芭蕉

by(句文「雪丸げ」若人編)


芭蕉の死後は人変わりしたように曾良の俳句はサエナイのです。
一時は消息さえ途絶えますが、幕府の巡見使随員となり、また歴史に登場します。
ネ、このあたりもカナリ妖しいのです・・・この五年間になにがあったのだろうか???。


曽良が「風雅の道」に別れを告げるように、巡見使随員となり北九州へ旅立ちの前に詠んだ、以下の句が辞世の句とされております。


ことし我乞食やめても筑紫哉


最期に、曾良の奥の細道随行の最大の目的なのですが・・・。
実は、我が村上藩での旧藩主(伊勢長嶋藩)への墓参りだったで?、との、推測もあります。


その話は、ながぁぁぁぁ~くなるので、機会があれば。

じゃんじゃん。

朴(ほう)の花。



吾がせこが捧けて持たるほほかし(朴の木)わあたかも似たる青ききぬがさ/僧恵行


朴散華即ちしれぬ行方かな/川端茅舎


示寂すといふ言葉あり朴散華/高浜虚子


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九弁の白い大きな花、甘い芳香もアル、初夏の代表ですね。
しかし、この時期は大木を見上げて蕾を見つけるのがやっとデス。


「朴の花」は初夏、「朴の実」は晩秋、「朴落葉(ほおおちば)」は初冬の季語です。


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食つつむ厚朴にも花の匂ひかな/闌更


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朴の葉は、料理、飯類を包んだり、朴葉焼きなどによく使われる、香りが良いですね。

また、朴の木はイロイロなものに使われます。
日本刀の鞘、木琴、バットなどなど。
さらに、朴炭は、金属や漆器の研磨材として利用されていますよ。


さらに、さらに、超驚きな事があるんですわぁぁぁぁぁ。
今年(2024年)、京都大学などの研究チームが朴の木を利用した、世界初の小型人工衛星の打ち上げが予定されていますぅぅぅぅぅ。
早く見たい。



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一瓣(ひとよ)散り一瓣朴のほぐれゆく/河東碧梧桐

目を戻し再び天の朴の花/高澤良一

朴開く山雲と息合はせては/宮田正和

朴咲くや津軽の空のいぶし銀/沢木欣一

里ぢゆうの水田みゆるや朴の花/長谷川櫂

天上の華になりたき朴の花/小栗釣月


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5/20・本日・【荻原井泉水】の命日。



『俳句は印象より出発して象徴に向かう傾きがある。俳句は象徴の詩である』
by荻原井泉水


秋田言葉にすすめらるる梨の大きやか

筆採る我にひそと炭つぐ母かなし

空をあゆむ朗朗と月ひとり

月光ほろほろ風鈴に戯れ

落葉の、これでも路であることは橋があって

力一ぱいに泣く児と啼く鶏との朝

わらやふるゆきつもる
 
棹さして月のただ中

水おと梅開く


本日は、
自由律句俳人の、荻原井泉水(おぎわら せいせんすい)の命日です。


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1884年(明治17年)6月16日~1976年(昭和51年)5月20日


荻原家は祖父の代まで、越後国高田(現・新潟県上越市)に在住。

麻布中学の頃より俳句を作り始める。

新傾向俳句機関誌「層雲」を主宰。

河東碧梧桐もこれに加わるが後に、
井泉水の無季自由律俳句の提唱を異とし袂を別つ。


門人に、種田山頭火・野村朱鱗洞(しゅりんどう)、芹田鳳車(ほうしゃ)、尾崎放哉???。

山頭火は、正式に層雲に加盟していた弟子?であっただろうが、
放哉については師筋ではあったが、個人的な繋がり?であったような・・・。


三大自由律俳人[井泉水・山頭火・放哉]の、この三人が一同に会したことはない。


句集、評論・随筆、膨大。


【井泉水忌】


井泉水忌あを空の深きより/井上康明

緑ゆらめきて井泉水忌とこそ言わめ/伊沢元美


では、さらに、井泉水の句を。。。


火種愛しく我息かける

若葉わさわさ風におどる喜び

蝶、天の一方よりおりてきて舞う

美し骨壺牡丹化られている

昼の淋しさどてら着て顔を剃らせる

枯野に大きなひまわりの花、そこに停車する

尼さま合掌してさようならしてひぐらし

この水年暮るる海へ行く水の音かな

すべてを失うた手と手が生きて握られる

ただに水のうまさを云う最期なるか


どちら見ても山頭火が歩いた山の秋の雲

放哉を葬る
痩せきつた手を合わしている彼に手を合わす

碧梧桐告別式
君もわたしも立ちつづけて冬の木、影をひく


井泉水著、『放哉という男』、名著です。


「佳句の少ない事、駄句の多いことなど決して恥になることではない、
ただただ進むがいい、進めば通ずる、通ずれば達する。
つまり、絶えず試みるといふ気持こそ、常に自分を創ることになつてくるのである」
by荻原井泉水

【三線サークルゆんたく】LIVEのお知らせ。



私とご縁がある、【三線サークルゆんたく】。


俳句愛好会『幹』の副主宰だった、故阿部はじめ氏(三舟同人)がリーダーだったBANDです。


連衆の湯八さんは現在も一員として活躍しています。


LIVEの詳細は、以下のポスターをクリックして下さい。


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〇日時 : 2024年6月23日(日)/ 13:30~15:30 開場13:00
〇場所 : クロスパルにいがた 4階 映像ホール(新潟市中央区礎町通3ノ町2086番地)
〇切符 : 入場無料・申込不要
〇主催&出演 : 三線サークルゆんたく
〇ホームページはこちらをクリック→「三線サークルゆんたくHP」





本日は野暮用が幾つかありまして、Blogへの御訪問、コメントの返事、遅くなります。
ゴメンナサイ。



プロフィール

オグリン♪

Author:オグリン♪



HEBOギタリストにして俳人。


『俳句愛好会[幹]主宰・俳号/釣月』


TVを観る習慣がありません。
ゆえに毎日、読書・映画・音楽三昧。


N県在住。


超猫派。
他人様の猫Blogを毎日見る。


好きな言葉!
廓然無聖(かくねんむしょう)・我、神仏を尊びて、神仏を頼らず・真実と誠実と無くしては礼儀は茶番であり芝居である・僕は自分の目で見たものしか信じない。


好きな映画!
黒澤の初期・Midnight Run・Blade Runner・Bagdad CAFE・Taxi Driver・Star Wars: Episode V The Empire Strikes Back・Amadeus・The Godfather Part II・Nuovo Cinema Paradiso・The Silence of the Lambs・Contact・ From Dusk Till Dawn・LesMisérable/1998・Buena Vista Social Club・Smoke・Mulholland Drive・LET THE RIGHT ONE IN・Das Leben der Anderen・『A』・椿三十郎。


好きな音楽!
ロック・ブルース・ジャズ・ボサノヴァ・昭和歌謡。


音楽活動詳細。
Chu-Lip(TULIPのE系カバー:sextet)休止中。

サボテンズ(TULIP&BeatlesのA系カバー:quartet)休止中。

Van-Colors(吉田拓郎のE系カバー:quintet)休止中。

ゆきチルOGMARS(Mr.ChildrenのA系カバー:trio)休止中。


new!現在活動中!!うつけ無双(Sax&Guitarのインスト:Duo)。


現在活動中!!オグリン(classical music:Solo)+弾き語り。


尊敬する日本人!
聖徳太子・弘法大師・法爾大師・西行法師・楠正成・大谷刑部・真田幸村・立花宗茂・保科正之・松尾芭蕉・横井也有・大愚良寛・吉田松陰・二宮尊徳・濱口梧陵・緒方洪庵・新渡戸稲造・高橋是清・南方熊楠・正岡子規・嘉納治五郞・八田與一・永井荷風・山下太郎・白州次郎・司馬遼太郎・宋英傑・狩谷明・小林益夫。

好きな作家!歴史モノ(池波正太郎・司馬遼太郎・塩野七生・井沢元彦)・SF&ミステリ(夢枕獏・神林長平・半村良・山田正紀・恩田陸・伊藤計劃・森博嗣・冲方丁)・宗教モノ(道元・親鸞・空海)エッセイ(正岡子規・永井荷風・浅田次郎・阿川佐和子)

好きなもの&人!!!
神道・国体・神社・SF・陰陽師・和楽器バンド・アニメ・宗教全般・映画・読書・落語・麻雀・フラメンコ・赤穂浪士・旗本退屈男・阪神タイガース・理知的な瞳の細身ツンデレちゃん・総合整体・アルコール全部・ネイビーブルー・黒・桜・薔薇・紅葉・月・虹・東雲・黄昏時・天皇陛下・幕末・猫ちゃん・うさちゃん・蛍・熱帯魚・亀・鮎・鰻・のどぐろ・茸・貝類・タラの子・里芋・お鮨・ラーメン・日本蕎麦・甘口カレー・河豚&鼈・KFC・コーヒー・チョコ・カルピス・京都・スペイン・台湾・仏像・ツチノコ・鋸クワガタ・永井豪・つげ義春・みうらじゅん・二瓶勉・攻殻機動隊・ULTRAMAN・GAMERA・Godzilla・Snoopy・woodstock・IVY・ミニクーパー・阿川佐和子・中野信子・中野京子・Jodie Foster。


自衛隊は国防軍でありますっ♪

憲法は改正せよっ♪

皇位は男系男子のみ、宮家復活も賛成であります。

宮内庁を宮内省に戻せ。

宮内庁病院に精神科を開設せよ。

チャイナが侵略した少数民族の自治区での『人権侵害』と、『宗教弾圧』を許してはいけません。

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