竈猫・・・かまどって死語?

竈(かまど)とは。
時代劇に出てくる、昔のキッチンの、加熱調理設備。

江戸では、カマド。
関西では、ヘッツイ。
京都では、「おくどさん」。

で、この竈周辺が暖かいので、猫ちゃんが居座ります。

火が消えても灰が暖かく、その中に入っちゃう猫ちゃんもいたらしいけど?本当かな?
あのフーテンの寅さんの口上、『結構毛だらけ猫灰だらけ』は、この竈猫の事デスよ。
また、宮沢賢治の童話『猫の事務所』の主人公も竈猫デス。

しろたへの鞠のごとくに竈猫/飯田蛇笏
擬態語のなかでぬくぬく竈猫/前田半月
当世は炊飯器の上竈猫/宮田香
いさかひを知らぬ振りして竈猫/矢野百合子
名を呼べば尻尾で応へ竈猫/横田敬子
口上となりて居残る竈猫/小栗釣月

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美香さん、OK!御飯を炊くんだよ。
江戸の庶民は早朝から炊き立ての御飯を食べるのが生きがいだったんですよ。
他お湯を沸かしてお味噌汁も作りましたし、お魚も焼きました。
カマドは長屋ですね、今で言うところの、1K。
ちなみに江戸の初期の町人の男女の比率は、男5:女1。
ですから時代劇の女性の井戸端会議なんて無理です。
町人でも、美人は大奥へ行ったり、上級武士や商人の二号さんになったりと、実際は10:1の割合だったとか。
また、お正月の三が日、もちを食べるのが苦痛だったと江戸期の日記に書かれています。
>寅さんの(猫灰だらけ)の意味・・・。
カマドで灰だらけで汚れた猫を春に川で洗ったなんて話も江戸期の日記に残っています。
こんにちは♪
実はワタクシ、かまどとはご飯を炊くものだと思っていました(/-\*)マチガッテタ?
でも加熱処理するところだからあってるのかな…
後曜日の朝は六時から十一時まで水戸黄門を放送していて、黄門さまが財布を盗まれて宿賃が払えず、料理の手伝いをしている場面が出てきますが、かまどがどれだかわかりません(笑)
寅さんの(猫灰だらけ)の意味、オグリン♪さんの記事で初めてしりました♪ありがとうございます(*^^*)