昼顔。
「ひるがおやどちらのつゆもまにあわず」
朝露にも夜露にも間に合わない不粋なヤツ?

昼顔の蕾がうしろ指をさす/丸山佳子
晝顔の昼の顔には騙されぬ/小栗釣月
昼顔、夏の季語です。
朝顔と同じく朝に開花しますが、昼になっても花がしぼみません。
昼顔と言う名前ですが、昼に咲くわけではないのであります。
また、地下茎で増え、一度増えると駆除が難しいため、なんと雑草あつかいでございます、可哀想ね。
確かに咲き過ぎですね、あっちゃこっちゃで咲いておりますわ。
浜辺に群生しているのは、浜昼顔でございますヨ。
浜昼顔は機会があれば詠んで見ますね。
私は、食べたことはないですが、花や蕾は食用であり、
アクもほとんど無いために、珍しい生食の花でもあります。

昼顔やこの道唐の三千里/与謝蕪村
昼顔に浜いくたびの砂あらし/岡本眸
いつぱいの風昼顔に沖の帆に/小田司
晝顔や刃毀(はこぼ)れの濤音に出て/中原道夫
昼顔よわれ遠投をくり返す/宮崎斗士
昼顔は誰も入れぬ母の部屋/鳥居真里子
昼顔や風紋あらき親不知/横田和
昼顔や遊び足りない女達/小栗釣月

昼顔や化粧を落とす暇も無し/小栗釣月
平日昼顔妻は大変だなぁ。
昨夜のLIVEが延期となり・・・。
五月のライヴが二本。
延期&中止であります。
で、ライヴ会場だった・・・。
『楽屋』。

心を再生スル場所。
今回もライヴじゃないのに五時間も居座った。
どこぞのマラソン大会の帰りとかでG&KとA君、常連のS氏とVG。
久しぶりに会ったので大いに盛り上がる。


JAZZを中心にBGMはあれこれ。

ステレオの音が全然違うの。
ココで聴くと家で音楽は聴けないんですヨ~。
あ、Duoの相方とも新譜の打合せ。
他、リクエスト多数…何を弾こうか迷うなぁ~♪
マスター、遅くまでありがとうございました。
映画談義楽しかったです。
*お酒とコーヒーと音楽の店【楽屋】*
住所:村上市田端町10-22瀬波タクシービル2階
電話:0254-53-1078 【楽屋WebSite】
定休日・毎週火曜日&第一水曜日 OPEN18:00ころ/CLOSE24:00ころ

i昨夜(2/14)は、久しぶりに楽屋へ。

なんと六時間も語ってしまったヨ。
マスター、遅くまでスイマセンでした。
楽しい出会いに感謝デス。


ナミさんとMakiを偲んで・・・。


他、お気に入り♪

*お酒とコーヒーと音楽の店【楽屋】*
住所:村上市田端町10-22瀬波タクシービル2階
電話:0254-53-1078 【楽屋WebSite】
定休日・毎週火曜日&第一水曜日 OPEN18:00ころ/CLOSE24:00ころ

虎落笛(もがりぶえ)。

古で、「殯/もがり・かりもがり」と言う言葉は、高貴な人の仮葬(仮喪)を意味しました。
後に転じて、仮葬の木や竹の囲いをもがりと呼び、さらに、戦場や城塞の防衛のための竹柵を虎落としたようです。
で、太平な時代においては、竹や細い丸木を立てて染物を干す場所をモガリと言うようになり、季語となります。

遠い国から来た風の音、まるで黄泉への誘いの様で・・・。
死者を呼ぶ丑三つ時の虎落笛/小栗釣月
季語としての、虎落笛は、厳冬の強風が竹垣や竹柵などに吹きつけて笛のような音で鳴ること、で、良いでしょう。
烈風が電線をヒューヒューと唸らせますが、あの音も虎落笛でありますね。

私の地元は、虎落笛が雪を呼び、さらに路面はアイスバーンに・・・困った(汗)。

もがり笛風の又三郎やぁーい/上田五千石
天の邪鬼虎落笛をば吹き遊(すさ)ぶ/相生垣瓜人
膝の子の深き眠りや虎落笛/荻原芳堂
目をあけて聞いてゐるなり虎落笛/樋口多嬉子
まだ叫び足らずや真夜の虎落笛/有吉桜雲
人を避け人と逢ふ日や虎落笛/白旗いちこ
土壁の龍虎相搏つ虎落笛/小栗釣月
