『人生、別離足る』・・・別れの酒。

昨夜(5月12日)は、別れの宴を、
いや、旅立ちの宴を、楽屋にて行いました。

楽しい飲み仲間の彼とは、幾度となく一緒に鍋を囲みました。
麻雀の好敵手でもあり、休日に一緒にドライブへ行ったりと、
想い出は尽きません・・・。
簡単に会えなくなると思うと、とても寂しい。
しかし、彼の人生のステップアップです。
笑顔で送り出しました。
友との別れの夜には、
必ず、この詩を思い出す。
于武陵の【勧酒】
『原文』
勧 君 金 屈 巵
満 酌 不 須 辞
花 発 多 風 雨
人 生 足 別 離
君に勧む金屈巵(きんくつし)
満酌、辞するを須(もち)いず
花発(ひら)いて風雨多し
人生、別離足る
井伏鱒二の有名な訳。

この盃を受けてくれ
どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
【人生、別離足る】
を、『さよならだけが人生だ』と、言い切った、井伏はスゴイTO思う。
大袈裟に聞えるが、確かに、人生は、別れだらけ・・・。
ペットの死、引越し、クラス替え、転校、卒業、転勤、転職。
そして、縁のアル人達の死・・・。
人生に別れはつきものデス。
そうです、別れがあって、出会いがあるのだっ。
旅立つ友よ。
素晴らしい出会いTO輝く未来が待っている。
頑張れ♪
しばし、さらば。