12/20・本日・【石鼎忌/せきていき】の忌日です。

淋しさにまた銅鑼(どら)打つや鹿火屋守(かびやもり)
秋風や模様のちがふ皿二つ
本日、十二月二十日は、
俳人の原石鼎/はらせきていの忌日デス。
1886年3月19日~1951年12月20日

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いわゆる、『ホトトギス』の第一期黄金時代の俳人です。
ほか、第一期の俳人は、村上鬼城・渡辺水巴・飯田蛇笏・前田普羅などなど、凄いですね。
原石鼎は、自然を主観的に詠み、俳諧に新しい風を起こしました。
私は、この、鮎の二句が大好きです。

山の色釣り上げし鮎に動くかな
鮎の背に一抹の朱のありしごとし
【石鼎忌】
石鼎忌眠りし山のあるばかり
角川春樹
果しなき枯野枯山石鼎忌
原コウ子
病む窓の落葉色して石鼎忌
石田波郷
石鼎忌深夜の月を仰ぎおり
小栗釣月