1/17今夜は「貫一曇り」です。
『宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になったらば、僕の涙で必ず月は曇らせて見せる』
主人公の貫一が熱海の海岸で、恋人のお宮に、こう言うのです。
なぜこんな事になったかと言うと、お宮は貫一を裏切ったんですヨ~、ヒドイ!
でも、貫一もちょっとめめしいかもぅ~♪でも、ね~、『金色夜叉』、実は読んでないのですヨ(汗)
どっちかというと、私の一昔?前の世代ですよね???たぶん(汗)
DE、今夜が曇り空になることを「貫一曇り」と言います、どうも、曇りですね~♪
また、熱海では本日、「尾崎紅葉祭」が行われます。
私は、文豪ではなく、俳人の尾崎紅葉なら、親しくしています?
では、私の好きな尾崎紅葉の句を幾つか紹介。
[雨の庭萩起し行く女かな]
[蚊帳の月美人の膝を閑却す]
[花嫁の手を憐むや茎菜漬]
[優しさよ梨なんど剥く手元さへ]
[星既に秋の眼をひらきけり]
[芋虫の雨を聴き居る葉裏哉]
[散る傍に牡丹の魂の迷ふかな]
辞世の句
【死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき 】