4/13・本日・石川啄木の忌日【啄木忌/たくぼくき】
1886年(明治19年)2月20日 - 1912年(明治45年)4月13日)

夭折の天才歌人、破天荒な人生でした。
啄木は、典型的な駄目だめ人間で、
プライドが高く、派手な女遊び、放蕩三昧、放浪癖、借金まみれ・・・・、
救いようがない人物だったようで・・・・。
しかし、歌集「一握の砂」は、間違いなく近代歌集の傑作である。


では、啄木の有名な歌をいくつか御紹介。
【東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる】
【いのちなき 砂のかなしさよ さらさらと 握れば指の あひだより落つ】
【はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る】
【砂山の 砂に腹這い 初恋の いたみを遠く おもひ出づる日】
【友がみな われよりえらく 見ゆる日よ 花を買い来て 妻としたしむ】
【ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく】
岩手県盛岡市に記念館があります!ココをクリック→【石川啄木記念館】
昨日(4月12日)は、酒田で『お花見』、鳥海山に感動す・・・。
花曇りゆえ、観れないと思っていた[注1]鳥海山・・・・、
なんと、奇跡のような情景が現れる。
鳥海山が雲を下にして、頂だけがクッキリTO顔を出した。
天空に浮かぶ、雪の頂の美しさに、息を呑んだ。

鳥海山衣脱捨て初桜/小栗釣月
神々の頂き観ゆる花曇り/小栗釣月
山頂は雲を見下ろし花霞/小栗釣月
雲海と競うが如く花の雲/小栗釣月
海山もかすかに烟る花の影/小栗釣月
DE、
酒田のお花見の大穴場・・・・、
天皇陛下、縁の『中山河川公園・桜まつり』
酒宴・・・・そこそこの賑わいが良い。

鳥海山、鯉幟、桜のトリプルコラボ。
絶景である♪
雲が流れ鳥海山が一瞬クッキリ観える。
久しぶりに自然に畏怖の念を感じた。
観世音微笑み返す花明かり/小栗釣月
風清く山の麓の花盛り/小栗釣月
山麓の風躍らせる薄桜/小栗釣月
川風に匂いたつかな初桜/小栗釣月
目を細め桜見上げる空青し/小栗釣月



出羽富士の息吹で泳ぐ幟旗/小栗釣月
くぅ~、鯉幟は夏の季語なので・・・・×
川の流れが心を浄化する。
風と時間が緩やかに流れる。
お酒が、旨い、日本とは、良い国です。



良い一日でした。
『茶房・海坂』は行けませんでした、残念・・・(´_`。)グスン
次回です。
[注1]鳥海山~山形県と秋田県に跨がる標高2,236mの活火山、
別名、出羽富士、秋田富士、古くには鳥見山。
鳥海国定公園、日本百名山、日本百景の一つ。