2016/05/20【俳句愛好会・幹】今月の句、落掌致しました。
初夏の季語、『薔薇』、他、春・夏の自由題でした。

しかし、兼題の薔薇・・・またまた難しかった様子・・・。
沢山、詠まれ過ぎている?からかなぁ~。
投稿いただいた会員の皆さんには、
各々へ、六月七日ごろまでにアドバイスなどを、
ケータイorパソコンに送付致します。
なお、次回の兼題は、ビールの友・・・・?
夏の季語?、『枝豆』です。

と、言っても、本来は別名「月見豆」などとも言われ、
秋の季語とされてきました。

今年は、8月7日が立秋ですから、それ以降は秋の季語となります。
露地物は旧暦の7月で、現在の8月以降に収穫されるため、
ゆえに、秋の季語と言うワケです。

ただ、現在の枝豆は、それ以前に早く流通しますし、
枝豆のお友達のビール・ビヤガーデンは、夏の季語になっています。
で、一緒に?夏の季語にしちゃえって事で、
近年の歳時記の多くは【夏】の季語になっています。
美味しい庶民の味方・・・気取らずにビール片手に詠んで見ましょう。
枝豆や三寸飛んで口に入る/正岡子規
枝豆を人待顔にたぶるかな/尾崎紅葉
枝豆の豆鉄砲がわが口に/阿波野青畝
市井の詩枝豆をつまみつつ生まる/富安風生
枝豆の山より月の上りけり/会津八一
枝豆の豆とばしるや人の顔/星野麦人
枝豆やモーゼの戒に拘泥し/西東三鬼
枝豆や老いて自在な真砂女の句/角川春樹
枝豆に海を振り掛け碧青と/小栗釣月
ちなみに、【枝豆】が夏の季語になっている歳時記は、
秋に『大豆』が編入されているケースが多いです。
デレデレ顔・・・東京都知事はやめられまへんWA。

詳細はこちら→【窮地のはずだけど…釈明会見前に全米さくらの女王にハグしてでれでれ】
会見なんか知らないピョ~ン。
みんな人のせいサ、僕は悪くないピョ~ン。
精査・調査・厳しい第三者・・・自分が何を買ったのか忘れた?
ボケてるの?もはやお笑い劇場CHU~状態、アキレル。
5/20・本日・『荻原井泉水/おぎわらせいせんすい』の忌日です。
水おと梅開く
みどりゆらゆらゆらめきて動く暁
空をあゆむ朗朗と月ひとり
劫火更けつつ欠けし月を吐けり
我顔寄せてこれぞいまわの母の顔
げに山河あり雲のいでて月の清さなり
平和とは月のうさぎがはっきり餅つく
月に酒酌む河童の老は葦の笛ふく
本日は、自由律句俳人の、荻原井泉水/おぎわらせいせんすいの命日です。

1884年(明治17年)6月16日~1976年(昭和51年)5月20日
新傾向俳句機関誌「層雲」を主宰、河東碧梧桐もこれに加わるも、
後に、尾崎放哉の影響もあり、無季自由律俳句を提唱し、意見を異にした碧梧桐が層雲を去ります。
また、種田山頭火が層雲に参加する、しかし、放哉と山頭火は一度も会わなかったと言われています。
尾崎放哉to種田山頭火no師筋なのだから、もっと評価されても良いと思いますが・・・。
もともと、荻原家は越後国高田(現・新潟県上越市)です。
無季自由律俳句は、天才のみが成しえる孤高の芸術です。
俳句なのか?の、問いには、評価が分かれるところ・・・・。
句集、俳句評論・随筆、多数、いや膨大です。
誰よりも長命でありました。
前書き~放哉を葬る~
痩せきつた手を合わしている彼に手を合わす
前書き~碧梧桐告別式~
君もわたしも立ちつづけて冬の木、影をひく
美し骨壺牡丹化られている
私は、好きです。