逃げ恥の恋ダンスを見た。
逢坂剛の百舌シリーズかなぁ~。
『カディスの赤い星』で、

逢坂剛のファンになり、
かなりハマリましたぁ~。
クラシックギタリストであり、
フラメンコギターの大ファンの、
逢坂剛氏がスペインを舞台にした小説は傑作です。
あれ、そんな話ではない。
ちょっと前までガッキー[新垣結衣]と、
まあちゃん[長澤まさみ]の区別が、
出来ませんでした、お恥ずかしい・・・。
この二人、映画もそこそこ出ているのですが、
演技的にも強い印象が無く、まぁ、普通かなぁ~。
TVウケするタイプなのでしょうかね。
映画三昧の日々なので、
新人の女優、タレント、漫才系など、
TVを見ていないとサッパリわかりません。
あ、でも、困りませんけどネ。
今夜観る映画は、
舞台&映画の実力派俳優、
松坂桃李主演の、『マエストロ!』

プロのSwing Girls風???か?
嬉しい戴き物、野菜&お酒。
12/22・本日・【青畝忌/せいほき】
老人の跣の指のまばらかな
懐手して説くなかれ三島の死
隼を一過せしめて寒鴉
座について庭の万両憑きにけり
春空に虚子説法図描きけり
十二月二十二日。
俳人の、阿波野青畝/あわのせいほ・・・・の忌日。

1992年(平成4年)没。
享年93歳。
高浜虚子に師事。
『ホトトギス』の俳人4S(他、水原秋桜子・山口誓子・高野素十)の一人。
後に、ホトトギスを離脱し、虚子と袂を分かつ。
「かつらぎ」主宰。
昭和22年。
青畝48歳の年にカトリック入信。
虫の灯に読み昂りぬ耳しひ児/青畝
幼少より耳が不自由だった青畝は、読書に親しみ、特に『万葉集』に傾倒して感情をたかぶらせた。
この句は自らを詠んだ・・・虫の音が響く秋の夜長、読書に心が昂ぶり感情を抑えきれぬ青畝がいます。
「耳の遠い児であるといふことが、勢い、君を駆って叙情詩人たらしめた」by高浜虚子
【青畝忌】・万両忌
樅の木の伐り口にほふ青畝の忌/加藤三七子
青畝迎へ俳人協会黄泉路支部/高澤良一
青畝忌の街に聖歌の流れけり/由木みのる
青畝忌のミサに虔しみ仏徒我/吉波泡生
青畝忌の句碑守る尼と語りけり/清水早春
では、私の好きな青畝の句を幾つか・・・。
八方に走りにげたり放屁虫
病葉[わくらば]の一つの音の前後かな
葛城の山懐に寝釈迦かな
寒波急日本は細くなりしまま
仏教とカトリックとの渾然一体、
叙情と滑稽感・・・、
俳人としては長寿であった青畝こそが、
虚子の言うところの、
「俳句は極楽の文字」を、
極めたのではないだろうか。