一月二十五日・本日・『初天神』

その年の最初の天神様(菅原道真公)を祀る、
神社(天満宮・天神社)の縁日、正月の二十五日。
詳細はコチラ→『天神の杜ごよみ/太宰府天満宮』
初天神・新年の季語。
今生に父母なく子なく初天神/菖蒲あや
初天神友みな遠くなりしかな/星野麦丘人
初天神隅田渡りてなほ遠し/高橋淡路女
強風に打ち合ふ絵馬や初天神/沖山政子
日おもてに雀群れたり初天神/柴田白葉女
願ひ事二つありけり初天神/薦田伸子
太宰府天満宮と言えば『飛梅』


梅・春の季語。
飛梅やかろがろしくも神の春/荒木田守武
飛び梅にスーパー八雲がすべり出す/山本純子
飛梅の香や雨が消す過去未来/大山夏子
飛梅や神鈴絶え間なく響き/森脇貞子
梅やなぎさぞ若衆かな女かな/松尾芭蕉
手をかけて人の顔見て梅の花/小林一茶
佶倔な梅を画くや謝春星[与謝蕪村の別号]/夏目漱石
しら梅に明る夜ばかりとなりにけり/与謝蕪村
早く地元にも、梅が咲かないかしら。