昨日[4月7日]は昼から晴れの予報が・・・、
買い物に行く予定だったが行かずに、
家で本を片付け、新譜のアレンジを直し、
いつにまにか疲れて寝ていたWA。
今日は買い物に行くZO。
何気に今月はいろいろあって早くもピンチ。
節約できるのは食費だけでありますので、
卵、モヤシ、日本蕎麦[乾麺]、食パン、チャルメラ、
だいたい、このローテーションが月末まで続く予定。
飽きるんだよネ。
でも、明日の句会の打上はご馳走です♪
さて、降る前に行ってくるかな・・・。
4/8・本日・【虚子忌/きょしき】
春風や闘志いだきて丘に立つ
金亀子擲(なげう)つ闇の深さかな
われの星燃えてをるなり星月夜
流れ行く大根の葉の早さかな
本日は、近代俳句の良くも悪くも立役者、
高浜虚子/たかはまきょしの、忌日です。

1874年(明治7年)2月22日~1959年(昭和34年)4月8日
ホトトギスの理念・・・「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱した。
正岡子規に師事・・・子規より虚子の号を授かる。
虚子は、虚構の巨人なのではないだろうか・・・実は、あまり好きではないのです。
私如きが、言うのも、なんですが、俳句は子規より上手いかも、
でも、それ以外の情熱や才能は如何なものかと、
性格も好きではないし、あまりにも商業的?・・・・・・、
ただ、人格者が、良い作品を残すと言うのは幻想であるが。。。。。
多くの門弟を育てたと評価されているが、勝手に育ったんじゃないかと思う次第。
子規の死後の発言も気に入らないトコが多い。
言うと、きりが無いのでやめときますが、
子規を軽んじている様に思うのは私だけだろうか・・・。
高浜虚子著『子規居士と余』を読むとよくわかる。
だいたい、子規居士ではなくて正岡先生でしょう、まったく・・・・。
とは言え、偉大な実績を残しましたデス。
【虚子忌】
この後は西の虚子忌と申さばや/星野立子
吾一人落伍をしたる虚子忌かな/高濱年尾
悪人といふ者もあり虚子忌なり/秋山巳之流
横川路は朝より西の虚子忌晴/稲畑汀子
かなしみの中の月日や虚子忌来る/深見けん二
高浜虚子記念文学館はこちら→『虚子記念文学館』
旧暦・四月八日・仏陀の聖誕祭[花祭り]
花祭始まるとかや町の寺/山口青邨
信心の母に雨降る花まつり/西嶋あさ子
花まつり母の背ぬくし風甘し/楠本憲吉



[花祭り]は、仏陀(ゴータマ・シッダッタ)が、
旧暦の4月8日に生まれたという[伝承]に基づくものです。
この仏陀の聖誕祭、本当にこの日なの?
なんて思ってはいけません、それが宗教です。
花祭りの別名は、すごくたくさんあります、
降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶ つえ)、龍華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)、
などなど、地方や宗派による言い方の違いか?機会があれば調べてみますね。
で、これも諸説あるのですが、関東地方で桜が満開になるこの頃、
浄土真宗の僧・安藤嶺丸が提唱したのがはじまりとも言われております。
その後、宗派を問わず仏陀の聖誕祭の代名詞として用いられています。
はい、そうなのです、なにごとも、信じるものは、救われるのデス。
みんなでお祝いしましょう♪

さて、ココで、仏教用語?豆知識。
「おしゃかになる」
失敗して物をダメにする事を「おしゃかになる」と表現しますが、
一説によるとこれは花祭りに起因するといわれています。
江戸の鍛冶職人が、あぶり過ぎて鈍ってダメにしてしまった金物に対して、
江戸っ子訛りで「しがつよかった(火が強かった)」→「四月八日だ」→釈迦の誕生日、
というつながりで・・・・「おしゃかになる」
落語みたいですね、あははは。
もちろん、[花祭り]は、春の季語です。
m(__)m
そうそう、何年か前、某番組で、都会の若者50名ほどに、
『4月8日、花祭りって何の日?』と尋ねたら、
なんと正解は・・・・0人・・・・う~ん、仏教界頑張れ・・・。