6/30・夏越の祓[なごしのはらえ]/夏越様。
来月の兼題は、『夕立』です。
ご遺族の二人のお嬢さんも喜んでいらっしゃいました・・・何よりです。
いつまでも悲しんでいては三舟同人に叱られます、ドンドン創作しなさいって、ネ。
来月から、俳句愛好会『幹』は、通常通りの運営と致します。

さて、俳句愛好会[幹]の来月の兼題は、
夏の季語、
【夕立/ゆうだち・ゆだち】です。
ゆうだち、ゆだち、よだち、とも言います。

また、白雨と書いて、ゆうだち、とも、はくう、とも、読みます。
一転にわかに掻き曇り・・・古い時代劇の口上のようですが、
だいたいこの後に、ザザァァァ~ンと叩きつけるような雨。
雷鳴も伴う女性の敵、洗濯物も大急ぎで仕舞わなくてはなりません。

そして、一刻、カラリと晴れる・・・これが典型的な夕立です。
主な原因は積乱雲によるものデス。
統計的には、PM3:00~PM5:00ごろが多いようです。
夕立は名詞、
夕立つ、は、動詞ですが、この動詞は近年の俳句では使用しません。
なぜなら、雨に限定されないからです、風、波、雲でもOKとなるので、使い勝手が悪いのです。
名詞である【夕立】を使えば、雨、限定です、完全に雨を表現します、夕立で詠みましょう。
傍題は多いです。
驟雨(しゅうう)・村雨(むらさめ)・繁雨(しばあめ)・夕立雲・夕立風・夕立晴・夕立あと・スコール・大夕立など。
また、毎日同じ時間に降る雨を、夕立ぐせ、と、言います。

夕立にひとり外みる女かな/宝井其角
夕立や草葉を掴むむら雀/与謝蕪村
浅間嶺(ね)へ夕立雲の屏風立ち/深見けん二
川底をひつくり返し夕立くる/小澤克己
大空を鳥流れ飛ぶ夕立かな/長谷川櫂
ふくらはぎは白い夕立よびにけり/あざ蓉子
夕立だデートだ祭りだ不本意だ/朝倉晴美
二駅を過ぎれば上がる夕立かな/津田このみ
夕立の最中を激しく詠むか、終わりを晴れやに詠むか、ですね。
一般の創作は、
終点を詠む方が過去も振り返り余韻となりやすいのですが、
ココは、やはり進行形の激しさにも挑戦して欲しいトコロです。
他、夏の季語で自由題とします。
〆切は、7月25日です。
夏が大嫌い・・・・。

武神の夏をんなは和鏡奉じたる/丸山海道

梅雨が明けると本格的な夏がやってきます。
村上大祭の後ぐらいでしょうかネ~梅雨明け。
今日は、夏越様ですが、曇りから雨模様でごじゃるぅ~。
【夏】は昔から駄目。
学生時代の夏休みの楽しい想い出は・・・皆無DEある。
しかも、思い起こすに、若い頃は、
ナゼか、夏大好き娘ばかりと付き合い、
超、酷い目にあった。
あんまりヒドイから書かないけど・・・・(T_T)
汗をかくのもイヤ、
日焼けもイヤ・・・、
夏なら冬の方がまだまし。
海もいや、山もイヤ、キャンプは春と秋でしょ?

秋が待ち遠しい。
あ~、夏が、やってくる(T_T)

一夏、二夏、三夏もありて痙攣す/宇都宮滴水
髪あげし少女に夏が匂ひたち/山田弘子
濡れてゐる空の重たさ夏の闇/しおやきみこ
振る鍬に亡き友の顔うかぶ夏/大辻眞喜夫
「いきてをる」一言友の夏便り/川端実
出戻りの夏もあらむにそれつきり/中原道夫
6/29・本日・music arranger[大村 雅朗/おおむら まさあき]no命日。
でもあなたを見たとき~時間だけぇ~後戻りしたのぅ~♪
大村雅朗氏は、
天才アレンジャー[編曲家]であり、
作曲家、、キーボーディストでもあります。

1951年5月8日~1997年6月29日
6月29日、肺不全のため46歳で死去。
あれこれ私が書くよりは、
この記事をご覧頂きたい→『「SWEET MEMORIES」作編曲家・大村雅朗さんの功績が書籍に 松田聖子・小室哲哉ら証言』

遺作となった作曲作品、
名曲の誉れ高い・・・「櫻の園」(1999年)は、
『聖子ちゃんに歌ってもらいたい』と、朋友の松本隆に託し、
松本隆によりこの遺作には、素晴しい詩がつけられ、
松田聖子のアルバム『永遠の少女』に収録されています。
さて、今日も、練習しましょうかね。
失った夢だけが~美しく見えるのは~何故かしら?
過ぎ去ったぁ~優しさも今はぁ~遠いぃ記憶ぅスィートメモリーズ~♪