梅が香や夢なお浅き雨の朝/釣月
昨夜から、鎮座しております・・・。
梅の香りで目覚める・・・イイね~。
梅が香に追ひもどさるる寒さかな/松尾芭蕉
梅一輪いちりんほどの暖かさ/服部嵐雪

寒梅の枝の強情活けにけり/木内怜子
ちなみに、梅は春の季語で、
この時期の梅は、冬の梅、寒梅、梅早し、などと言います。
「桃栗三年、柿八年、柚の馬鹿野郎十八年、梅はすいすい十六年」
梅はぁ~咲いたかぁ~♪
桜はぁ~まだかいなっ♪
あんまり寒いのDE、
桜にはまだほど遠いけど、
梅を咲かせて温もりたい♪

「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
梅は古名では「むめ」TO読んだらしい。
奈良時代までは、歌の花のマドンナDEごじゃりましたが、
平安期には桜にとってかわられ、その後、詠の世界では不遇でアリンス。
西行さんがA級戦犯と言う事になるかしら?
別名に、
好文木(こうぶんぼく)、
春告草(はるつげぐさ)、
香散見草(かざみぐさ)、
風待草(かぜまちぐさ)、
匂草(においぐさ)などなど。

では、せっかくなので、寒梅で・・・。
寒梅や袖に香の入る朝日和/井上井月
ひとり身の左右あかるし寒紅梅/つじ加代子
寒梅に夕日の真紅浸み透る/笹尾操子
寒梅のあたりにて日の終りかな/岸田稚魚
寒梅やつぼみふれあふ仄明り/石橋秀野

冬来たりなば春遠からじ・・・春告鳥(鶯)の声を早く聞きたいなぁ~。