本日、【クマガイマコト/LIVE in 忘時庵 2018】OAやります。
【黒須やすこ・クラシックの面白さを語るPart10】当日♪
【黒須やすこ・クラシックの面白さを語るPart10】
~今、蘇る幻のピアノ/キャロル・オットーの響き~
[パリで活躍した作曲者たち]へ、行ってきました。
キャロル・オットーは、
特別なピアノ(1902年頃製造)なんです、音はそれほど良くありません。
それは仕方ないのです、現在、特別なメンテ、調律がされて演奏できています。
興味のアル方はググッて下さい。
ラモー、
モーツアッルト、
ショパン、
リスト、
ドビュッシー、
サティ、
モンポウ、
プーランク。

春の宵の素敵なクラシック演奏に酔い痴れました。
やっぱ、ピアノはイイよね~、ドキドキふわふわスルWA。
ベタでありますが、ショパンのノクターンが、
春の宵には、Bestのようでありまして・・・、
桜も、ユラユラと嬉しそうに揺れておりましたぁ。
*Carol Otto/キャロル・オットー
キャロル・オットー社は、1866年創立のドイツベルリンのピアノメーカーで、
高名なベーゼンドルファー、スタインウェイ、ベヒシュタインと同世代であります。
当時ドイツベルリンのピアノメーカーは、高い製造技術を持ち隆盛を極めていました。
オットー社は、特徴のある装飾デザインの燭台付き、
そして、2ペダル式のアップライトピアノを多く製造しており、
現在、あまり残されていない貴重なピアノなのです。
このピアノの最初の所有者は、
日本ではじめての女流ピアニスト久野久子さんです。
久野久子さんがヨーロッパ修業中にお亡くなりになり、
東京音楽学校の同窓で同じ年齢の大和田愛羅さんへ、
久野久子さんのご家族から遺品として託されたピアノです。
それが村上市に寄贈されました。
4/1・本日・【三鬼忌・西東忌】
うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間
算術の少年しのび泣けり夏
中年や独語おどろく夜の秋
白馬を少女瀆れて下りにけむ
石炭にシャベル突つ立つ少女の死
僧を乗せしづかに黒い艦が出る
中年や遠くみのれる夜の桃
おそるべき君等の乳房夏来る
露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
広島や卵食ふ時口ひらく
広島の忌や浮袋砂まみれ
寒燈の一つ一つや国敗れ
本日、四月一日は、
新興俳句の旗手、鬼才と呼ばれた、
西東三鬼の命日です。

1900年(明治33年)5月15日~1962年(昭和37年)4月1日
医師業のかたわら、
外来の患者の誘いにより俳句を始める。
新興俳句系の俳誌「走馬燈」に投句。
「青嶺」「天の川」「ホトトギス」「馬酔木」「京大俳句」など各誌に投句。
三鬼が特定の師につく考えはなかった。
1935年3月、同人誌「扉」を創刊。
1947年、石田波郷、神田秀夫と現代俳句協会を設立。
1952年、「断崖」を創刊、主宰。
角川書店の総合誌『俳句』編集長に就任。
他、功績多数。
【三鬼忌・西東忌】
三鬼忌の雹の水輪の大粒に/石田波郷
三鬼忌の風に花種とばされぬ/石田あき子
三鬼忌や靴の尖もて芝突つく/藤田湘子
三鬼忌の終わりて回る夜のレコード/寺井谷子
三鬼忌の野よりひき抜くハイヒール/正木ゆう子
三鬼句をもう少し。
傍観す女手に鏡餅割るを
頭悪き日やげんげ田に牛暴れ
恋猫と語る女は憎むべし
厖大なる王氏の昼寝端午の日
梅雨はげし百虫足殺せし女と寝る
湖畔亭にヘヤピンこぼれ雷匂ふ
暗く暑く大群衆と花火待つ
秋の夜の漫才消えて拍手消ゆ
モナリザに仮死いつまでも金亀子
けり&かな、使わないワケです。
まさに孤高。