土筆チョボチョボ・・・・。
こんな田舎でも土筆が珍しくなりつつアル。
もう十年もすると、普通に見る事ができなくなるだろう。

昨日、野暮用で見つけた土筆は群生ではなく、
まばらに、チョボチョボと生えていた、ちょっと寂しい。
私の一番古い土筆の記憶は、祖母と一緒だっ。
川原の土手に摘みに行くのだ、もちろん食すワケ。
大変なのは、土筆の袴を取り除く作業だった。
毒があるわけじゃなく、食感の問題らしいのだがネ?

オヒタシ&天麩羅で食べたような気がするが・・・曖昧???
大人になって料亭かどっかで食べたが、懐かしい苦味だった。
源氏物語にも土筆を新年(旧暦の正月・新暦の二月の中旬頃)に、
神仏に供えて其の後に相伴に与るシーンがある、古くから食されていたのだ。
土筆の花言葉は「向上心」・・・納得、スクスク上へ、か?
土筆煮て夜の到來を待つてゐる/中原道夫
スカートの丈が気になるつくしんぼ/新井竜才
反抗期土筆摘みとる園児にも/甲田夏湖
つくしんぼう根っこの方に笑い声/北原武巳
姉妹縄張り決めて土筆摘む/堤節子
土筆野に屈む童心摘む童心/木暮陶句郎