ちょっと肌寒いとココアが恋しい・・・子規もココア好き。
虚子が嫌いの理由の一つが、この本の出版である。
まぁ、それを語ると長くなるから、置いといて、と・・・・・。

仰臥漫録は、闘病の子規の本音?エッセイである。
驚くのは、子規の日々の献立。
凄い食欲なのである、薬よりも、食費にお金が掛かった、
って、話は、どうも本当のようだ、とにかく食べる食べる。
子規の献立を仰臥漫録から、二つ日間ほど引用してみよう。
朝飯:いも雑炊三碗・佃煮・梅干・牛乳一合(ココア入り)・菓子パン
昼飯:粥三碗・鰹のさしみ・浅利汁
間食:煎餅十枚ほど・紅茶
夕飯:粥四碗・きすの魚田二尾・ふき膾三碗・佃煮・梨一つ
朝飯:ぬく飯三碗・佃煮・梅干・牛乳一合(ココア入)・ねじパン形菓子一つ
昼飯:いも粥三碗・鰹のさしみ・芋・梨一つ・林檎一つ・煎餅三枚
間食:枝豆・牛乳五勺(紅茶入)・ねじパン形菓子一つ
夕飯:飯一碗半・鰻の蒲焼七串・酢牡蠣・キャベツ・梨一つ
この子規の豊かな食生活は、愛弟子の存在が一番だと思う。
師の病気の特効薬は当時はなく、弟子達は師に滋養つけてもらうために、
さまざまな食材を持参したり、旅先から送っり届けたりと、涙ぐましい努力をした。
子規はそれを素直に喜び感謝して、お礼に句や歌を送りました。
で、ココアは、子規の食卓に、ほぼ毎日登場する。
牛乳一合、ココア交(まぜ)て、と、ある。
なかなかシャレている、いわゆる、ミルクココア。
でで、必ず、たくさんの菓子パンが一緒なのである。
何よりも新しいモノが大好きだった子規の、
一番のお気に入りがココアだったワケです。

私が小学生の頃でも、ココアはちょっと高級品って感じだった。
ちなみに、ココアが安価に国内で製造され大衆化するのが大正時代である。
子規の時代ならばすべて輸入品、高額品だったのではないか?と推測される。
さらに、牛乳とMixさせるワケだが、これはけっこうな手間だっただろう。
昔のココアである、簡単には溶けない、牛乳を温めてかき混ぜたのではないか?
あ、ココアが切れてしまっている・・残念、よし今日、買いに行こう。
1981/4/22・「マザー・テレサ初来日」
本日、【母の法事】
今日は心静に・・・、
母を想い、
先に逝った人々を想い、
感謝を捧げる日デス・・・・。
お母さん、オフクロありがとう。
お父さんありがとう。
幹男ありがとう。
三舟同人ありがとう。
お爺ちゃん、お婆ちゃん、
おじちゃん、おばちゃん、
兄ちゃん、先輩、友よ・・・。
ありがとう。
忘れません。
ありがとう。