ちょうど良い季節なのかも・・・。
気温23℃・微風・湿度50%・晴。
囀りが聞こえ、新緑とたくさんの花。
桜は散ってしまったが・・・長閑DEある。
都会では薔薇が咲き誇っているらしい。
燕も来ているのではないか?
もう、初夏です、いたずらな風が吹いています。
4月30日~七十二候・その18[牡丹華/ぼたんはなさく]
はなびらに風添へてあり牡丹売り/田口武

二十四節気の穀雨・末候、牡丹華。
牡丹の花が咲き始める頃・・・。
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
実は、牡丹の季語は、【夏】DEあります・・・これからDEあります。

薬草として中国から伝わった牡丹ですが、平安時代には宮廷や寺院で観賞用として栽培されました。
今日、夏の花の代表でしょう、俳句や短歌はもちろんの事、日本画など芸術モノのテーマとして多く使われています。
もちろん、本家?の中国では、国の代表花として牡丹があげられ、数え切れないほどの逸話や美術に登場します。
格調高い姿、甘く上品な香りゆえ、褒め称える異名も多し・・・、
「富貴草」・「百花王」・「花王」・「花神」・「天香国色」・などなど。
牡丹の花は二十日ほど楽しめることから「二十日草 /はつかぐさ」の名も持ちます。
ちなみに牡丹の花言葉は「王者の風格」であります。

初牡丹妻には妻の日向かな/小澤克己
牡丹蕾む家に嫁の荷届きけり/高田幸枝
蕾より紅唇覗く牡丹かな/都留嘉男
つんつんと尖る牡丹の蕾かな/高倉恵美子
牡丹(ぼうたん)の色を明かしてゆく蕾/稲畑汀子
