5/4・本日・【次女の誕生日】

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弐番目の子は、五月生まれが良いと思っていました。

全員女の子と願っていました。

予定は(笑)三姉妹(結果的に二姉妹)残念。

新緑の季節に生まれた次女は、緑の風のようにやさしく思慮深い。

次女には、私がこよなく愛する、月の一字を与えました。

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真昼の太陽の派手さはありませんが、静かに夜を守る月の光です。

古来より月は、仏の象徴でした。

次女に月の字を与えたのはそういう理由もあるのです。


曇りなき一つの月をもちながら浮き世の雲に迷いぬるかな

一休の歌らしい。

人は生まれながらの仏性を持っているが、
人は日々のくらしの中でのたくさんの誘惑と欲望でそれを忘れてしまう。

自分の月を守り続けて欲しいと願います。

今年の鮎はどうかしら?

春されば我家の里の川門には鮎子さ走る君待ちがてに/大伴旅人

若鮎の躍る魚梯の瀬音かな/渡部節郎

若鮎のさ走り水の目覚めゆく/山田佳乃

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地元の鮎の不漁が続いて長い。
原因はあれこれありましてネ、はぁ。

あ~、私は、鮎をたくさん食べたいのです。

20年前は、シーズンだけで300匹をこえたんだけど、
今や、数えるほど・・・まっうたくもって悲しい限りであります。

え、じゃ、おまえが獲りにゆけ、TO、はい、ごもっともDEあります。


鮎は夏の季語、春は『若鮎』・小鮎・鮎のぼる、など。

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若鮎の二手になりて上りけり/正岡子規

若鮎の骨抜き美人揃ひかな/山田六甲

若鮎の跳ねては匂ふ朝の堰/関まさを

若鮎の素早き影を見るばかり/山田佳乃

若鮎の腸の苦みも母郷なり/森岡正作

若鮎の跳ね止まぬなり熊野笹/森脇恵香

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藤の花が美しい・・・。

藤波の散らまく惜しみ霍公鳥(ほととぎす)今城(いまき・今木?)の岡を鳴きて越ゆなり/詠み人知らず

藤の花長うして雨ふらんとす/正岡子規

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晩春の季語、薄紫の淡き藤の花。
私の地元でも藤の花が街に溢れている。
藤が散れば・・・梅雨がきて、初夏が訪れます。

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奥嵯峨の雨に烟れる藤の花/岡本明美

風よりも虻のこぼせる藤の花/岩瀬操舟

杣道の谷へなだれし藤の花/久保木千代子

藤の花いつか馴染みてランドセル/渡部義次

城にくる海風の白藤の花/山田六甲

利酒に酔うて候藤の花/芝尚子

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5/4・本日・【修司忌/しゅうじき】。

一粒の向日葵の種まきしのみに荒野をわれの処女地と呼びき

べつの蝉鳴きつぎの母の嘘小さし

もしジャズが止めば凩ばかりの夜

ちちははの墓寄りそひぬ合歓のなか

船去って鱈場の雨の粗く降る

紅蟹がかくれ岩間に足あまる

初蝶の翅ゆるめしがとどまらず

山鳩啼く祈りわれより母ながき

古書売りし日は海へ行く軒燕

ランボーを五行とびこす恋猫や


本日、五月四日は、寺山修司の忌日デス。

俳人、歌人、詩人、劇作家、映画監督、「天井桟敷」主宰など。

「言葉の錬金術師」「アングラ演劇四天王のひとり」「昭和の啄木」などの呼び名あり。

昭和のカリスマ、異端のマルチクリエーター、昭和の鬼才であります。

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1935年(昭和10年)12月10日~1983年(昭和58年)5月4日

葬儀は亡くなってから四日後の五月九日に、青山斎場でいとなまれた。
晩春らしい晴れ渡った一日だったらしく、出席した歌人の杉山正樹氏が、
「あらゆる寺山作品のなかで、ベストはこの葬儀だったね」と、言ったらしい。

「他者の死は、かならず思い出に変わる。
思い出に変わらないのは、自分の死だけである」
by寺山修司「旅路の果て」

この人物のことは書ききれない。
皆さん、あれこれググッて見ましょう。
そして、作品を読み、そして観ましょう。

で、俳句のエピソードぐらいにとどめたい。

青森高校で「山彦俳句会」を結成し、高校1年生で「校内俳句大会」を主催する。
また、全国学生俳句会議も結成して俳句改革運動を全国に呼びかける。
京武と俳句雑誌『牧羊神』創刊、高校卒業まで編集・発行を続ける。

この話だけでも驚愕であり、やはり、カリスマなのだっ。

この、十代の俳句が、寺山修司の文学創作の始まりであり、
後の、短歌、詩、小説へと続いていったのではないか?、とも、思う。


【修司忌】

屋根裏に吊す玉葱修司の忌/大倉郁子

もう着れぬ青い服あり修司の忌/桑田真琴

修司忌を伝へてラヂオ深夜便/岡崎るり子

木にやどる滴もみどり修司の忌/成田千空

五月の蝶消えたる虚空修司の忌/新谷ひろし

革命が死語となりゆく修司の忌/澤田和弥

青空に染まらぬかもめ修司の忌/遠藤若狭男

納屋にある人カ飛行機寺山忌/ロバート池田

追ひかける麦藁帽子修司の忌/河原阿也

修司忌やハッカパイプをすうと吸ひ/斉藤夕日

「あ々、荒野」吾も歩みたし修司の忌/小栗釣月


寺山修司記念館→【寺山修司記念館HP】

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プロフィール

オグリン♪

Author:オグリン♪
HEBOギタリストにして俳人:小栗釣月/おぐりちょうげつ(俳句愛好会[幹]主宰)。

TVを観る習慣がありません。
ゆえに毎日、読書・映画・音楽三昧。

新潟県M市在住。

血液型0・天秤座。

好きな言葉!
【廓然無聖/かくねんむしょう】・神仏を尊び神仏に頼らず・真実と誠実と無くしては礼儀は茶番であり芝居である。

好きな映画!
黒澤の初期・Midnight Run・Blade Runner・Bagdad CAFE・Taxi Driver・Star Wars: Episode V The Empire Strikes Back・Amadeus・The Godfather Part II・Nuovo Cinema Paradiso・The Silence of the Lambs・Contact・ From Dusk Till Dawn・LesMisérable/1998・Smoke・Mulholland Drive・LET THE RIGHT ONE IN・Das Leben der Anderen
『A』・椿三十郎・『男はつらいよシリーズ』

好きな音楽!
ロック・ブルース・ジャズ・ボサノヴァ・昭和歌謡。

現在の音楽活動!

Chu-Lip(TULIPのE系カバー:sextet)

サボテンズ(TULIP&BeatlesのA系カバー:quartet)

Van-Colors(吉田拓郎のE系カバー:quintet)

ゆきチルOGMARS(Mr.ChildrenのA系カバー:trio)

KuriSshu(吉田拓郎のカバー:Duo)

Poco a Poco(JPOP:Duo)

オグリン(classical music:Solo)

尊敬する日本人!
聖徳太子・弘法大師・法爾大師・西行法師・楠正成・大谷刑部・真田幸村・立花宗茂・保科正之・松尾芭蕉・横井也有・大愚良寛・吉田松陰・二宮尊徳・濱口梧陵・緒方洪庵・新渡戸稲造・高橋是清・南方熊楠・正岡子規・嘉納治五郞・八田與一・白州次郎・司馬遼太郎・宋英傑・狩谷明・小林益夫。

好きな作家!
歴史モノ(司馬遼太郎・塩野七生)・SF(夢枕獏・神林長平・半村良・山田正紀・恩田陸)・宗教モノ(道元・親鸞・空海)エッセイ(椎名誠・浅田次郎・阿川佐和子)

好きなもの&人!!!
SF・アニメ・宗教全般・映画・読書・落語・麻雀・フラメンコ・赤穂浪士・旗本退屈男・阪神タイガース・理知的な瞳の細身ツンデレちゃん・アルコール全部・ネイビーブルー・黒・桜・薔薇・紅葉・月・虹・東雲・黄昏時・天皇陛下・幕末・猫・うさちゃん・蛍・熱帯魚・亀・鮎・のどぐろ・茸・貝類・タラの子・里芋・お鮨・ラーメン・日本蕎麦・甘口カレー・河豚&鼈・KFC・コーヒー・チョコ・カルピス・紅茶・京都・スペイン・台湾・仏像・ツチノコ・鋸クワガタ・永井豪・つげ義春・みうらじゅん・攻殻機動隊・GAMERA・Snoopy・ふなっしー・woodstock・IVY・ミニクーパー。

還暦に自分の句集を出すのが夢です。

自衛隊は国防軍でありますっ♪

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