11月7日・ココアの日。
本日・11/7・[鍋の日]

食品メーカー・ヤマキが制定しました。
11月7日が立冬になることが多いことかららしい・・・。
一人の私は、ここ数年、
自宅で鍋なんてした記憶がありません。
やはり、家族との鍋が一番美味しいのでしょうネ~。
実は、漠然とした「鍋もの」という言葉は、
季語ではありません、が、固有名詞になると季語になります。
「寄せ鍋」・「牛鍋」・「鳥鍋」・「石狩鍋」・「スキヤキ」・「河豚ちり」・「河豚汁」など。
まぁ~、鍋を家族で直箸を突っ込んで食べると言う習慣が、
明治期の牛鍋が文明開化の象徴とされて持て囃されるまで、
下賤の者の所作、行儀が悪いとして、料理として認められませんでした。
現在の鍋の様な食事の形式はNGだったワケです。
いわゆる、無作法・・・と、言われましたが、
農民、漁民では当たり前で、江戸初期から庶民は、
「鍋」を楽しんでいたようです、武士も隠れて・・・と言うことです。



舌焼きてなほ寄鍋に執しけり/水原秋櫻子
寄鍋やむかしむかしの人思ふ/山口青邨
よせ鍋の鯛の目玉に睨まれり/村上辰良
寄鍋にひとりふたりと相寄れる/火村卓造
寄鍋に妻のひと日を聞いてをり/大江行雄
寄鍋や子の饒舌を幸として/ 岡田貞峰
寄鍋やわれを過ぎにしもののこゑ/角川春樹
あ~、鍋、喰いてぇ~。
11月07日~七十二候・その55[山茶始開/つばきはじめてひらく]
本日・2018/11/07・【立冬/りっとう】

二十四節気・その19・立冬。
「冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也」

暦の上では、冬をむかえました・・・本日から、季語は、【冬】です。
雪国では冬の準備をはじめます、落葉、木枯、初霜、初雪、冬が来ます。

では、『立冬』

立冬の月皎々と朴の槍/富安風生
立冬の日が走り根の先にかな/杉浦典子
立冬の寒山拾得まつくろけ/中原道夫
立冬の襖の竜の墨雫/浜口高子
立冬の手先に溜る静電気/北圃愛子
立冬や息かけて拭くガレの壺/鷹崎由未子
立冬や信濃分去れ[わかされ]道標/高埜良子

これからますます寒くなりますね。
皆々様、ご自愛くださいマセ。
*寒山拾得(かんざんじっとく)・森鴎外著。
国清寺・拾得・普賢菩薩、石窟寒巌・寒山・文殊菩薩。
他、井伏鱒二の著もあり、詳細はググッて下さい。
