いぬやしきno二階堂ふみ様があまりに可愛くて瞬殺された件。
11月19日・Jodie Foster/ジョディ・フォスター様のお誕生日。
旧暦・十一月十九日・【一茶忌】
雀の子そこのけそこのけお馬が通る

我ときて遊べや親のない雀
名月をとってくれろと泣く子かな
めでたさも中位なりおらが春
これがまあ終(つひ)の栖(すみか)か雪五尺

旧暦・11月19日は、小林一茶/こばやしいっさの忌日です。
江戸時代を代表する俳諧師の一人・・・・。
別号、一茶坊・二六庵・俳諧寺など。
宝暦13年5月5日(1763年6月15日)~文政10年11月19日(1828年1月5日)
25歳のとき小林竹阿(二六庵竹阿)に師事して俳諧を学びます。
正岡子規、曰く・・・「俳句の実質に於ける一茶の特色は、主として滑稽、諷刺、慈愛の三点にあり。」
また、父の発病から死までを描いた『父の終焉日記』は、私小説の先駆けとも言われています。
作風は蕪村の天明調に対して、一茶の化政調と呼ばれています。
冷静に生死を見つめつつ、自虐的で、自然且つ素朴に農村の風景を詠いました・・。
特に小さい生き物へ眼差しは暖かい・・・・。
雪とけて村いっぱいの子どもかな
春めくややぶありて雪ありて雪
大根(だいこ)引き大根で道を教へけり
やせ蛙まけるな一茶これにあり
蟻の道雲の峰よりつづきけん
大蛍ゆらりゆらりと通りけり
焼け土のほかりほかりや蚤さわぐ
仰のけに落ちて鳴きけり秋の蝉
秋風に歩いて逃げる蛍かな
椋鳥と人に呼ばるる寒さかな
ともかくもあなたまかせの年の暮
【一茶忌】
一茶忌や大月夜とはよくも言ひし/高浜虚子
いなご香ばしく煮たのも信州もう一茶忌のころ/荻原井泉水
飄々と雲水参ず一茶の忌/飯田蛇笏
一茶忌や父を限りの小百姓/石田波郷
貧すれば鈍の一茶の忌なりけり/久保田万太郎
一茶忌の雀の家族焚火越す/秋元不死男
歯の欠けし男饒舌一茶の忌/富澤赤黄男
碾[ひ]きてこの蕎麦も凶年一茶の忌/黒田杏子
夕暮れて母呼ぶ声や一茶の忌/水野あき
一茶の句はいまでも発見されています。
最新の句は。。。。。ちるひとつ咲のも一つ帰り花(2013年11月)
そうそう、藤沢周平も一茶を書いてます。
詳細は興味があれば私の過去のブログを→2010-10-20・藤沢周平の『一茶』を読む。