知人、某が、狐に足を噛まれたって（笑）

またしても狐見舞ひぬ下り簗（やな）／黒柳召波



狐君は、現在繁殖期・・・サカリがついている、
しかし、まさか普通に歩いている人間に噛み付くとはネ。

この噛みつかれた、某、やたら動物に縁？がアルのです。

熊に追いかけられたり、鹿に襲われたり、燕に頭を突かれたり・・・。

女難ではなく、獣難？でしょうかね。

冬は狩りが季語、ゆえに狩られる獣も季語であります。

熊、狐、狸、鼬、兎などなどは、畑を荒らすので農家は罠を仕掛けます。

もちろん、マタギ衆も狙います、だいたい十一月が狩猟の解禁です。

しかし、捕らわれた獣達はとても悲しいのです。



おのが影踏み遊びをり檻狐／山田弘子

たんぼ径鳴きて狐のよぎりけり／小椋隆

ちらちらと檻の狐に降る雪よ／成瀬正とし

嫁とりし狐が顔や枯尾花／会津八一

狐罠かけきし夕餉黙し食ふ／亀井糸游

狐罠覗く狐の顔をして／大立しづ

1948年(昭和23)11月26日・「インスタントカメラ」の発売を開始。

11月26日、ポラロイド社が世界初となる、
「インスタントカメラ」の発売を開始しました。

初号機はこんなヤツ。



「インスタントカメラ」・・・死語ですね、
しかし、かなり普及したんですヨ・・・。

今は、あまり見かけませんネ、スマホのカメラが良すぎます。

でも工事現場なんかでは、やはり、自動現像できる「インスタントカメラ」かな？


　

白菜の時期ですネ～。

白菜のうちがわにいるお母さん／小枝恵美子



白菜、こいつはドコにでも登場します。



八宝菜はヤハリ白菜でしょ。
野菜炒めも白菜が好きなのよね。
白菜漬もシャキシャキして旨いよね～。
もちろん、スキヤキには白菜がなくちゃネ～。



山積みの白菜を撰る暁の市／市橋進

白菜の丸ごと買ひしことむかし／山田弘子

縦に割つて白菜の渦溢れたり／嵯峨根鈴子

剥くほどに白菜水の匂せり／辻前冨美枝

白菜の芯にみ仏かがやけり／神蔵器

洗ひ上げ白菜も妻もかがやけり／能村登四郎

直伝の白菜漬よ祖母元気／笠井円

朝市に白菜の尻そろひけり／大塚禎子

泥付の白菜笑ふ軒の下／小栗釣月

11/26・いい風呂の日・・・銭湯が懐かしい。

朧夜の銭湯匂ふ小村哉／正岡子規

銭湯で上野の花の噂かな／正岡子規

子規は銭湯に行きたかっただろうなぁ～。


「いい(11)ふろ(26)」の語呂合せ。

昔はわが町にもたくさん銭湯があったのよネ～。

風呂と言えば、やはり、大きな銭湯が風呂らしいデスWA。



銭湯へ父子がつれだち日脚のぶ／石橋秀野

つつかけに銭湯を出づ芽出し雨／高澤良一

住み移り銭湯への道青葉木菟／波多野爽波

銀座にも銭湯のあり菊の露／滝沢伊代次

銭湯に連れ立つ父子星月夜／細井新三郎

銭湯ののれんを出れば良夜かな／吉屋信子