12/01・「AG君のギターレッスン」
12月02日~七十二候・その60[橘始黄/たちばなはじめてきばむ]
薬喰い、その三、紅葉鍋=鹿鍋。
え~、大昔は、お肉を薬と称して食べていました。
詳しくは先回のコチラ→【薬喰い、その一、黒牡丹鍋=すき焼】
で、紅葉鍋は、鹿の肉の鍋です。

鹿は普通に焼いても美味しいですよね~。
フランス料理で、はじめて食べた時に大感動しましたっ。

そう言えば、このごろは、狩猟された野生の食材用の鳥獣を、
ジビエ(gibier)と、普通に読んでいますよね、これ、フランス語ッス。
でで、なぜ?鹿の肉が紅葉なのかと言いますと、説は二つ。
その一、花札の十月の紅葉の意匠から説。

え?じゃぁ~猪鍋は「萩鍋」だろう~ってコトにはなんないのネ(笑)

その二、百人一首の、秋のモノノアワレの代表、鹿の声を詠んだ、
「奥山にもみぢ 踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき/猿丸大夫」
ま、どうでもイイんですが・・・美味しければ♪

子の誰も戻らざりける紅葉鍋/林誠一
紅葉鍋無頼の顔となりゆけり/吉田美代子
くつくつと笑ひはじめぬ紅葉鍋/伊東辰之亟
