『poco a poco/ぽこ あ ぽこ』来年度計画♪

昨日は、私の都合で休止中の、
Duo『poco a poco』の、来年度計画を、
相方さんTOあれこれ打ち合せしました。
まずは、ランチを頂く・・・旨し♪

で、暖かくなったら再開予定?
~Café&Bar Titto bakka/ちっとばっか~
◇住所:村上市田端町1-25
◇TEL:090-7247-6308
◇営業時間:基本不定期・以下は目安、FBチェックおすすめ。
月曜~土曜 10:00~16:00 金曜~土曜 18:30~22:00
※金曜、土曜は「夜ちっと」のご予約状況により閉店時間が変わります。
詳細はFB→《Titto bakka/ちっとばっかについて》
ちっとばっか営業カレンダー

12月22日~七十二候・その64[乃東生/なつかれくさしょうず]
本日・2018/12/22・【冬至/とうじ】

二十四節気・その22・冬至。
「日南の限りを行て日の短きの至りなれば也」
一年でもっとも昼が短く、夜が長い頃。
「柚子湯に入ると一年間風邪をひかない」と言われ、血行促進効果があります。

また、南瓜には、滋養がアルと昔から信じられて来ました、無病息災を願うゆえ食します。

では、『冬至』
冬至は一陽来復(いちようらいふく)とも言います。
陰が極まって陽が帰ってくること、境から運が向いてくる転換の日でもあります。
けふ冬至餘生こたびはいかならむ/水原秋櫻子
さむざむと日輪あそぶ冬至かな/飯田蛇笏
まばたきて冬至の山を遠くせり/村上一葉子
風の息して眠れぬ夜冬至くる/佐藤利夫
荒れ庭の影の窶(やつ)れる冬至かな/小栗釣月
今夜は、柚子風呂に入りたいなぁ~~~。
12/22・本日・【青畝忌/せいほき】
夕遍路奪衣婆のゐるうしろより
水ゆれて鳳凰堂へ蛇の首
襖除(と)り杜鵑花(さつき)あかりに圧されけり
月下美人膾になつて了(しま)ひけり
老人の跣の指のまばらかな
きぬぎぬの灯冷やかに松江かな
秋の灯のテールランプが地に満てり
懐手して説くなかれ三島の死
隼を一過せしめて寒鴉
居酒屋の灯に佇める雪だるま
座について庭の万両憑きにけり
春空に虚子説法図描きけり
王冠のごとくに首都の冬灯(ふゆともし)
十二月二十二日。
俳人の、阿波野青畝/あわのせいほ・・・・の忌日。

1992年(平成4年)没。
享年93歳。
高浜虚子に師事。
『ホトトギス』の俳人4S(他、水原秋桜子・山口誓子・高野素十)の一人。
後に、ホトトギスを離脱し、虚子と袂を分かつ。
「かつらぎ」主宰。
昭和22年。
青畝48歳の年にカトリック入信。
虫の灯に読み昂りぬ耳しひ児/青畝
幼少より耳が不自由だった青畝は、読書に親しみ、特に『万葉集』に傾倒して感情をたかぶらせた。
この句は自らを詠んだ・・・虫の音が響く秋の夜長、読書に心が昂ぶり感情を抑えきれぬ青畝がいます。
「耳の遠い児であるといふことが、勢い、君を駆って叙情詩人たらしめた」by高浜虚子
【青畝忌】・万両忌
樅の木の伐り口にほふ青畝の忌/加藤三七子
青畝迎へ俳人協会黄泉路支部/高澤良一
青畝忌の街に聖歌の流れけり/由木みのる
青畝忌のミサに虔しみ仏徒我/吉波泡生
青畝忌の句碑守る尼と語りけり/清水早春
アッシジとモニカに祈る青畝の忌/森田純一郎
では、私の好きな青畝の句を幾つか・・・。
八方に走りにげたり放屁虫
遠花火この家を出し姉妹
病葉[わくらば]の一つの音の前後かな
葛城の山懐に寝釈迦かな
寒波急日本は細くなりしまま
伐竹をまたぎかねたる尼と逢ふ
白魚のまことしやかに魂ふるふ
仏教とカトリックとの渾然一体、
叙情と滑稽感・・・、
俳人としては長寿であった青畝こそが、
虚子の言うところの、
「俳句は極楽の文字」を、
極めたのではないだろうか。
青畝が奈良で創刊・主宰した俳句結社『かつらぎ』、
青畝~森田峠~森田純一郎と引き継がれ、いまなお盛ん。
俳句結社『かつらぎ』HP→【かつらぎ】