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美しい日本語、『月白/つきしろ』、秋の季語です。

密雲や月代出来て又消ゆる/西山泊雲

月白、月代とも書く。

いわゆる、秋の季語、月の傍題なのですが、ネ。

で、月が東の空に昇るのを前に、空がだんだん明るく仄かに白んでいく様子の事。

ゆえに、月・白。

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この現象、秋に限るワケではありません。

が、十五夜様の出待ちの、月見客の焦がれた気持ちなんだよなぁ。

まだか、まだかTO、東の空を見つめながらサ。

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月が出たら乾杯しようなどと言いながら待つのヨ、月の宴のプレリュード。

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月代に尾上の杉の穂並かな/野村泊月

月代の戸口にゐたり聖書売/辻桃子

月代やまだ温かき父の顔/苑実耶

月しろや灯して船の発ちにけり/尾辻のり子

月白の妻亡きあとの厨かな 金子輝

還暦といふ月白に似たる日々/湯浅康右

月白や迫りくるなり山容/大野信子

月代やほのかに酔ひて袖振りて/小坂順子

月代や岸四五本の木立かな/豊田都峰

初七日の過ぎて月白拝みける/小栗釣月

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くもりなきひとつの月を持ちながら浮世の闇に迷いぬるかな/一休宗純

この歌の月とは仏であります。

ゆえに、月は仏と言って良いのです。

太陽と月を拝みましょう。

秋の雲、暫く曇、少し雨?、そして秋澄む。

秋の雲立志伝みな家を捨つ/上田五千石

窓あけば家よろこびぬ秋の雲/小澤實


澄み渡る秋の空に、いかにも自由奔放な雲が浮かぶ。

いいなぁTO思うのは私だけではナイはず。

縹渺(ひょうびょう)とした浮雲は、天高く、秋は最強でアリマス。


で、某日の野暮用の中途の雲は、見事な演出でありましたぁ~。

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ねばりなき空に走るや秋の雲/内藤丈草

あら海や波をはなれて秋の雲/加藤暁台

二色の絵具に足るや秋の雲/黒柳召波

秋雲やふるさとで売る同人誌/大串章

白壁に背中あづけて秋の雲/津田このみ

秋の雲どこかほつれて海の音/小島とよ子

校庭の土俵均され秋の雲/塩谷康子

秋の雲ギリシヤ神話を演じをり/遠藤逍遙子

秋の雲ギタアルの音に千切れけり/小栗釣月

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弁慶草、花言葉は、「信じて従う」。

古名イキクサ。
他、血止草、根無草、はちまん草、ふくれ草、はまれんげ。

弁慶草はとても生命力がアリ強いことからあの弁慶から菜をとったようです。

花言葉も、まさに義経に従った弁慶の生き様そのものではありませんか。

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雨つよし弁慶草も土に伏し/杉田久女

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五月雨や起き上りたる根無草/村上鬼城

明方の滝のよき音血止草/飯田龍太

水底の生死は知らず根無草/藤田湘子

歌棄(うたすつ)や星のごと咲く弁慶草/角川源義

すれ違ふ故郷訛り弁慶草/大沢知々夫

弁慶が好き弁慶草の花も好き/西本一都

脛触るる弁慶草のこそばゆし/小栗釣月

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9/17・本日・【鬼城忌】

痩馬のあはれ機嫌や秋高し

いささかの金ほしがりぬ年の暮

麦飯に何も申さじ夏の月

小春日や石をかみいる赤とんぼ

冬蜂の死にどころなく歩きけり

闘鶏の眼つぶれて飼われけり

鷹のつらきびしく老いて哀れなり

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな

本日、9月17日は、村上鬼城の忌日です。

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1865年6月10日(慶応元年5月17日)~1938年(昭和13年)9月17日

19歳の時に耳疾を患い軍人になる夢を断念する。

正岡子規、高浜虚子に師事。
『ホトトギス』の同人・・・一生涯、高崎で過ごす。

大正期の「ホトトギス」を代表する俳人。

また、「心耳の詠み人」として名高い・・・近代俳句の巨星。


【鬼城忌】

かまきりの片脚失せて鬼城の忌/塚本烏城

曼珠沙華いよいよ炎となり鬼城の忌/加古宗也

鬼城忌や芳墨惜しみなくおろす/上村占魚

トテ馬車の喇叭(らっぱ)恋しき鬼城の忌/大野花子

鬼城忌の宵は冬瓜汁とせむ/鈴木五鈴

鬼城忌の火種のごとき蜂を見し/宇佐美魚目

鬼城忌の耳に入りくる音あまた/鈴木節子


では、鬼城の句を幾つか。

生きかはり死にかはりして打つ田かな

五月雨や起き上がりたる根無草

蟷螂の頭まわして居直りぬ

浅間山の煙出て見よ今朝の月

雹晴れて豁然とある山河かな

治聾酒(じろうしゅ)の酔ふほどもなくさめにけり

昼顔にレールを磨く男かな

秋の暮水のやうなる酒二合

榛名(はるな)山大霞して真昼かな

蚊柱や吹きおろされてまたあがる


墓所は高崎の龍広寺。

9/17・本日・【牧水忌】

幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく

白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり

本日は、偉大なる近代歌人、若山牧水/わかやまぼくすいの忌日です。
1885年8月24日~1928年9月17日(満43歳没)

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国民的歌人、【若山牧水】は、
旅を愛し、
酒(一日一升呑んだそうだ)を愛し、
そして、女性を愛した。

旅と酒と恋の歌人です。

山を見よ山に日は照る海を見よ海に日は照るいざ唇を君

いかにして斯くは恋ひにし狂ひにし不思議なりきとさびしく笑ふ

う~ん、情熱的です(#^.^#)

酒しらぬ我は旅のみ牧水忌 /水原秋櫻子

この国の山河うるはし牧水忌/榊原見牛

酒讃ふ日向かたぎの牧水忌/禰寝瓶史

山の端に海のきらめく牧水忌/中川晴美

旅の空朝寝朝酒牧水忌 /小栗釣月

辞世の句。
酒ほしさまぎらわすとて庭に出でつ庭草をぬくこの庭草を
プロフィール

オグリン♪

Author:オグリン♪



HEBOギタリストにして俳人。


『俳句愛好会[幹]主宰・俳号/釣月』


TVを観る習慣がありません。
ゆえに毎日、読書・映画・音楽三昧。


N県在住。


好きな言葉!
【廓然無聖/かくねんむしょう】・神仏を尊び神仏に頼らず・真実と誠実と無くしては礼儀は茶番であり芝居である。

好きな映画!
黒澤の初期・Midnight Run・Blade Runner・Bagdad CAFE・Taxi Driver・Star Wars: Episode V The Empire Strikes Back・Amadeus・The Godfather Part II・Nuovo Cinema Paradiso・The Silence of the Lambs・Contact・ From Dusk Till Dawn・LesMisérable/1998・Buena Vista Social Club・Smoke・Mulholland Drive・LET THE RIGHT ONE IN・Das Leben der Anderen
『A』・椿三十郎・『男はつらいよシリーズ』


好きな音楽!
ロック・ブルース・ジャズ・ボサノヴァ・昭和歌謡。


音楽活動は諸事情により休止しておりましたが、今春(2020年)から、とりあえず?クラシックギターのソロ演奏で復活します。

BAND活動も、おひおひ?


その他の音楽活動(未定の予定)

Chu-Lip(TULIPのE系カバー:sextet)

サボテンズ(TULIP&BeatlesのA系カバー:quartet)

Van-Colors(吉田拓郎のE系カバー:quintet)

ゆきチルOGMARS(Mr.ChildrenのA系カバー:trio)

KuriSshu(吉田拓郎のカバー:Duo)

Poco a Poco(JPOP:Duo)

オグリン(classical music:Solo)

尊敬する日本人!
聖徳太子・弘法大師・法爾大師・西行法師・楠正成・大谷刑部・真田幸村・立花宗茂・保科正之・松尾芭蕉・横井也有・大愚良寛・吉田松陰・二宮尊徳・濱口梧陵・緒方洪庵・新渡戸稲造・高橋是清・南方熊楠・正岡子規・嘉納治五郞・八田與一・永井荷風・白州次郎・司馬遼太郎・宋英傑・狩谷明・小林益夫。

好きな作家!歴史モノ(池波正太郎・司馬遼太郎・塩野七生・井沢元彦)・SF&ミステリ(夢枕獏・神林長平・半村良・山田正紀・恩田陸・伊藤計劃・森博嗣・冲方丁)・宗教モノ(道元・親鸞・空海)エッセイ(正岡子規・永井荷風・浅田次郎・阿川佐和子)

好きなもの&人!!!
神道・国体・神社・SF・陰陽師・和楽器バンド・アニメ・宗教全般・映画・読書・落語・麻雀・フラメンコ・赤穂浪士・旗本退屈男・阪神タイガース・理知的な瞳の細身ツンデレちゃん・総合整体・アルコール全部・ネイビーブルー・黒・桜・薔薇・紅葉・月・虹・東雲・黄昏時・天皇陛下・幕末・猫ちゃん・うさちゃん・蛍・熱帯魚・亀・鮎・鰻・のどぐろ・茸・貝類・タラの子・里芋・お鮨・ラーメン・日本蕎麦・甘口カレー・河豚&鼈・KFC・コーヒー・チョコ・カルピス・紅茶・京都・スペイン・台湾・仏像・ツチノコ・鋸クワガタ・永井豪・つげ義春・みうらじゅん・攻殻機動隊・GAMERA・Godzilla・Snoopy・woodstock・IVY・ミニクーパー・阿川佐和子・中野信子・Jodie Foster。

還暦に自分の句集を出すのが夢です。

自衛隊は国防軍でありますっ♪

憲法は改正せよっ♪

皇位は男系男子のみ、宮家復活も賛成であります。

チャイナが侵略した少数民族の自治区での『人権侵害』と、『宗教弾圧』を許してはいけません。

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