薬喰い、その二、牡丹鍋=猪鍋。
え~、大昔は、お肉を薬と称して食べていました。
詳しくは先回のコチラ→【薬喰い、その一、黒牡丹鍋=すき焼】
で、牡丹鍋は猪鍋(ししなべ)の事であります。

我々のご先祖は、縄文時代から猪を食しておりました。
牡丹鍋の由来は、猪の肉を薄切りにして、
牡丹の花に似せて皿の上に盛りつける為です。

まぁ、「牡丹に唐獅子」、背なで泣いてる唐獅子牡丹~♪の洒落れもアルか?

牡丹鍋青笹川は夜も白し/武井久雄
牡丹鍋力合せて食ひにけり/大串章
食細き男の誘ふ牡丹鍋/中谷まもる
庭見ゆる窓くもらせて牡丹鍋/辻のぶ子
仕留めたる男のつくる牡丹鍋/中和田洋美
花びらのたちまち崩る牡丹鍋/寺尾とよ子
鼻息の荒き益荒男牡丹鍋/小栗釣月
映画・『THE GUILTY/ギルティ』を観た・ネタバレなし。
12/1・本日・【映画の日】
十二月かぁ~、師走でございますヨ。
十二月でございます・・・。
雪国の日照時間は少ない、特に十二月は曇と雪の鈍色の空。
その上、夜が明けるのが遅く、日が落ちるのも早い。
夕日など感じる時間はない、せわしいのもあるが・・・。
十二月はなぜか誰もが忙しい・・・。
踊り子と終の電車の十二月/清水基吉
十二月遁(のが)れて坐る落語席/野地新助
欲しきもの買ひて淋しき十二月/野見山ひふみ
十二月父は何でも火にくべて/津田このみ
人込みに又逢ふ人や十二月/植田航
十二月肺白く病む人とゐる/小栗釣月
あ~、一年の早さよ。