薬喰い、その四、桜鍋=馬鍋。

え~、大昔は、お肉を薬と称して食べていました。
詳しくは先回のコチラ→【薬喰い、その一、黒牡丹鍋=すき焼】
で、桜鍋は、馬の肉の鍋です。
馬は牛などとは違い、
肉に紅みがあり濃いので、
「桜」という異称が生まれたらしい。
他、「咲いた桜になぜ駒(馬)つなぐ」の、歌からとの説も・・・。
私は、桜鍋よりも、馬刺しが好物であります。

あばずれと人がつぶやく桜鍋/岡田史乃
煮つまるを酒でうすめて桜鍋/飯島正人
風つのる追分宿の桜鍋/柚口満
さくら鍋箸やすめれば噴きこぼれ/檜紀代
それらしき風の出てきし桜鍋/大堀柊花

地元の馬刺しの旨い店がなくなっちゃってサ~。
シクシク♪
鍋焼饂飩、姉貴んトコDEランチ。
旧暦12月3日・カレンダーの日・暦売。
明治政府が、太陽暦採用に伴って、明治5年12月3日(旧暦)を、
い・き・な・り、明治6年(1873年)1月1日にしちゃったコト由来します。
この年は閏年で、十三ヶ月あったのですが、新暦の採用で十二ヶ月になりました。
で、公務員の年間給与の一か月分が浮いたわけですヨ、なかなかの戦略ではありませんかぁぁぁぁぁ。
明治政府はお金が無かったんですよね~、仕方ないけど、公務員はやってらんね~と思ったでしょうね。
庶民も、突然、はい、明日からお正月ですよ~みたいな感じで・・・オオワラワだったと記録されています(笑)
さて、昔、暦は「暦屋」が十二月に売るモノと決まっていましたが、最近は十月ごろから販売しますね~。

では、【暦売】
猫に店任せつきりの暦売/谷岡健彦
さし出してばら~吹かれ暦売る/皆吉爽雨
人波の流れやまぬに暦売/富安風生
懐に小犬を入れて暦売/下山宏子
暦売る人の流れを押しとゞめ/野村久雄
暦売る門前町の古本屋/土屋孝子
