沢庵(漬)・・・・地元では、オココ(笑)。
傍題は、大根漬ける、新沢庵、新漬沢庵、早漬沢庵など。

一般的には、干大根に糠と塩をして漬物にする。
東京の練馬大根が有名ですね~、古漬なんてのもアル。
有名な沢庵和尚の創作ゆえ、沢庵漬との説がありますが、定かではないようです。
宋の時代にチャイナから禅宗の修行僧に伝わった?モノ?。
修行僧の食事の一汁一菜の菜は当然?沢庵漬と言うコトになる。

私の地元では、漬物全般を、ココTO言う(笑)。
御香香(おこうこう)→こうこう→こうこ→ここ、と、変化したのではないか、と、推測しています。

来て見れば沢庵漬の石一つ/服部嵐雪
尼寺の沢庵石にかぎろへる/飴山實
村中の沢庵石が位置につく/武田和郎
沢庵を漬けたるあとも風荒るる/市村究一郎
運ばれてすぐに沢庵石と呼ぶ/加倉井秋を
三方原草分けの味大根漬/百合山羽公
沢庵喰ぶ故郷の太陽喰ぶ/小栗釣月

風呂吹(ふろふき)ネ~、食べたいけど・・・。
柳葉魚(ししゃも)、贋物でもソコソコ旨し。

はらわたの卵をこぼし柳葉魚反る/三宅やよい

私たちがスーパーで買っている、
シシャモは、本当の柳葉魚じゃありません。
ほぼ、キュウリウオorカラフトシシャモ(カペリン)DE、あります。
ゆえに、本当の柳葉魚を、本柳葉魚TO呼ぶように致しましょう。
え~、本柳葉魚は、世界中でも北海道の太平洋沿岸の、
鵡川から釧路のエリアのみでしか獲れない希少種で、鵡川産は特に価値があります。
なぜ北海道の太平洋沖にしか回遊しないのか、詳しい生態は未だ謎のままであります。
また、寿司ネタなどに使われるシシャモ子もカラフトシシャモの魚卵でアル事が多いそうであります。
本柳葉魚は、回遊魚であり、晩秋に産卵のため川を溯上します。
その時期の卵を持った雌は子持ちシシャモといい、珍味とされて高級品であります。
漁期は、十月~十一月頃DE、
地元のみで刺身や寿司ネタ(身の大きい雄を使用)ともなるが、
漁獲量がとても少なく、これまた超高級品であり、幻の魚と言っても良いのでありますぅぅぅぅぅぅ。

火の上の柳葉魚一瞬艶めける/土肥あき子
啄木の釧路の海よ!シシャモ喰う/井川博年
柳葉魚焼く爆ぜるたまごは月の色/大地真理
町中が磯の匂ひの柳葉魚干し/伊藤宇太子
ふるさとの酒熱うせよ柳葉魚焼く/塩路隆子
樺太からの風碧し柳葉魚喰ぶ/小栗釣月

札幌支店で喰った本柳葉魚、旨かったなぁ。
