たまには粕汁も良いなぁ~。
一隅を照らす。
中村哲先生の遺体が帰国した。
一隅を照らす、これすなわち国宝なり。
いやいや、貴方は世界の宝でありました。
司法解剖などスル必要がアルのか疑問でありますが・・・。
私は、ただ、涙を流し、合掌するのみ。
偉大な功績、そして、その足跡に続く者に、加護あらんことを・・・。
12/9・本日・【漱石忌】
あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です。
永き日や欠伸うつして別れ行く
本名は頓とわからず草の花
脱いで丸めて捨てて行くなり更衣
かたまるや散るや蛍の川の上
朝貌や惚れた女も二三日
洪水のあとに色なき茄子かな
東西南北より吹雪哉
絵所を栗焼く人に尋ねけり
叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉
鳴きもせでぐさと刺す蚊や田原坂
空狭き都に住むや神無月
文豪?
近代日文学のパイアニア。
【夏目漱石】は、

お札で有名ですが・・・(笑)

俳人でもありました。
俳号は【愚陀仏】
その漱石の命日は、本日12月9日。
(1916年・大正5年)享年50歳。
【正岡子規】が同窓生であり、
文学的に多大な影響を受けた・・・みたい。
俳句もそうですね。
まぁ、詳しくはググッて見て下さい。
~漱石忌~
漱石忌戻れば屋根の暗きかな/内田百閒
うつしゑのうすきあばたや漱石忌/日野草城
漱石忌余生ひそかにおくりけり/久保田万太郎
父在りしまゝの書棚や漱石忌/佐藤信子
ぬかるみをよけて猫来る漱石忌/石山耶舟
漱石忌枯木へだてて彼我病めり/石田波郷
漱石忌枯野おほかた日が当り/森澄雄
妻の嘘夫の嘘や漱石忌/阿波野青畝
【夏目漱石】は、生涯に二千をこえる俳句を残しました。
秋風や唐紅の咽喉仏
赤き日の海に落ち込む暑さかな
菫程な小さき人に生れたし
月に行く漱石妻を忘れたり
木蓮に夢のやうなる小雨哉
寝てくらす人もありけり夢の世に
行けど萩行けど薄の原広し
連翹の奥や碁を打つ石の音
秋の江に打ち込む杭の響きかな
行く年や猫うずくまる膝の上
あるほどの菊抛げ入れよ棺の中[大塚楠緒子の訃報を聞いて]
*倫敦にて子規の訃を聞きて*〔追悼五句〕
筒袖や秋の柩にしたがはず
手向くべき線香もなくて暮の秋
霧黄なる市に動くや影法師
きりぎりすの昔を忍び帰るべし
招かざる薄に帰り来る人ぞ
親友の子規と天国で俳句三昧でしょうか?
表面を作る者を世人は偽善者という。偽善者でも何でもよい。
表面を作るという事は内部を改良する一種の方法である。
狸汁は旨いのか?
冬の季語、狸汁。
正直、食べた事も無いし、食べたいとも思わないのだが・・・。
季語になっていると言うコトは、かなり食されていた歴史がアルわけだ。
精進料理の一種でコンニャクを入れた味噌汁もタヌキ汁と言われるが・・・。

季語としてはあくまでも狸です。

昔は、アナグマも狸も同じようにあつかわれていたようで・・・アナグマが旨いらしい(笑)。

狸は特に獣臭が強かったために悪食をしない冬場が臭いが薄れ脂ものった?為に冬の季語となったらしい。
香辛料を混ぜて作った狸の肉団子と味噌汁は美味との記録もアルが・・・さて。
髪そめて妻のあはれや狸汁/石橋秀野
酔うてゆくわれを知りをり狸汁/星野立子
方正を守る豆腐や狸汁/石井露月
善悪の玉の浮世の狸汁/上村占魚
狸汁花札の空月真赤/福田蓼汀
裏戸よりのそりと顔や狸汁/鶴丸白路
跫音は座敷童子か狸汁/武市明子
