冬鴎は賑やかで悲しく・・・。
畳替。
湯豆腐ネ~、たまにはイイよネ~。
十二月十三日・本日・『正月事始め』

本日、13日(本来は旧暦の12月13日)から、
迎春準備を始めるという習慣が江戸(城内)にありました。
お正月に必要な門松の材料や炊事用の柴刈り、
また大掃除用の笹竹など採る為に山へ行ったんだそうです。

本来、お歳暮や挨拶回りもこの日です、京都祇園の事始めは有名です。
旧暦の十二月十三日は大変縁起の良い日(ただし、結婚式以外は・・・)で、
明治に新暦になってからもそのまま13日に行われています。
旧暦の12月13日は、いわゆる二十八宿(中国の天文学・占星術・陰陽道)で・・・・
【鬼】にあたります。
【鬼】~婚礼のみ凶。他の事には全て吉。
二十八宿の詳細はココをクリック→【二十八宿】
君と共に發句話さん事始/正岡子規
藁馬を曳いて真田の事始/竹中龍青
事始め「風林火山」の図上戦/阿部王峰
人の世に義理の閾[しきい]や事始/植田朱門亭
京なれやまして祇園の事始/水野白川
で、赤穂浪士の名場面。
大高源吾[俳号は子葉]と室井其角の有名な、
両国橋の別れ(この場面はフィクションですが二人は句友)
が、討ち入りの前日、旧暦の十二月十三日です。
大高源吾が、事始めの当日、
煤払い用の、すす竹売りに変装して偵察してた事は、
良い隠れ蓑であり、GOODジョブだったワケですヨ。
でで、
室井其角は両国橋で偶然出遭った、
大高源吾[俳号は子葉]に、なんと付句(連歌の発句・脇句)を所望します。

其角『子葉殿、風流の道お忘れなくば、一つ付句をお願いしたい』
子葉「承知致しました、いざっ」
其角『年の瀬や、水の流れと、人の身は』発句!
子葉「明日またるる、その宝船」付句・脇句!
其角は、この付句の意味が分からず・・・、
ででで、続きは赤穂浪士DEお楽しみ下さいマセ。

