薄暑の日々。
夕薄暑自転車を漕ぐ郵便夫/小栗釣月

薄暑とは、初夏の少し汗ばむ頃を意味する時候の季語。
梅雨が来た。
あ~、本格的な夏がやってきます。
で、私は、夏が嫌いなんですがぁぁぁぁぁぁ(笑)。

笋(たかんな)の皮の流るる薄暑かな/芥川龍之介
人々に四つ角ひろき薄暑かな/中村草田男
この街のたそがれながき薄暑かな/久保田万太郎
皆が見る私の和服パリ薄暑/星野立子
個展より個展へ銀座裏薄暑/鷹羽狩行
背を流す人を笑いて母薄暑/大菅興子
喪服脱ぎ二つ溜息夕薄暑/小栗釣月

窓あけて向うの窓も薄暑なる/八田木枯
ジーンズに腰骨入るる薄暑かな/恩田侑布子
痩せぎすの舞妓におもき帯薄暑/秋葉雅治
身勝手の叔母と薄暑の坂下る/塚原麦生
おむすびの指にはりつく薄暑かな /田中美幸
密林を忘れし虎の薄暑かな/小栗釣月

立憲の有田芳生議員のツイッター発言。
「安倍総理、安倍政権は動いてくださっています。やっていない方が政権批判をするのは卑怯です」
との発言が心を打った。

会見の詳細は、ググッて頂きたい。
で、その発言に対して、有田芳生議員がツイッターに以下の様に投稿したのです。
「被害者家族の政治的発言は北朝鮮を挑発するだけです。これで日朝交渉は動きません 残念です」
はぁ、ナニを言っているのだ、残念なのは、お前だよ、と、言いたい。
哲也さんが言っている、卑怯者とは、お・ま・え・だ・よ、おまえ。
おまえのコトを、言っているんだよ、馬鹿者。
私は、この男が気持ち悪くなった、情の欠片もない人でなしだっ。
前から嫌いだったが、日本人で、今、この男が一番嫌いだっ。
では、私は問いたい、議員である貴方は何をしてきたのか、と。
反対ばかりしている役立たずではないか。
自国民よりも、北朝鮮が大切な方のようだ。
こんな人が議員なんだよ、与党もどうか思うが、野党、特に立憲は駄目だな。
はぁ~、本当に気分が悪い。
でで、メデイアは、もっと報道しろよ。
情けないなぁ。
6月11日~七十二候・その26[腐草為螢/くされたるくさほたるとなる]
大蛍 ゆらりゆらりと通りけり/小林一茶
夏の夜、光で愛の言葉を交わす、幻夢の如き蛍。

二十四節気の芒種の次候・腐草為蛍。
蛍が暗闇に光を放ちながら、飛び交う頃。
ホタルは別名『朽草&腐草/くちくさ』と言います。
土の中で蛹になり、羽化して地上に現れる、蛍のその様は、
古人から見れば、朽て腐れた草花が蛍として転生したと思ったのかも・・・。
螢・ほうたる・・・初蛍・蛍火などなど。
田舎でも、もはや蛍の舞う夜の風景などは希少である。
一部の、ほんの一部の限られて手厚く保護された観光地のみ。
私が幼少の頃、夜、外に出るだけでどこでも蛍にはあえた。
今は遠くの地へいかねば蛍にさえあえぬとは・・・虚しい限り。
蛍は夢の中、思い出の中の儚い幻の花の如し・・・はぁ~~~。

かたまるや散るや蛍の川の上/夏目漱石
この渓に螢放してみたくなり/米須あや子
ほうたると息を合はせてゐる子かな/西野文代
ほうたるの匂ひ幼き日の匂ひ/細野みさを
母とみる帽子の底の初蛍/松本秀一
初蛍佇(た)てばむかしの野ぞ見ゆる/金田きみ子
螢火に男の唇の照らさるる/折井眞琴
蛍火の一粒にして掌(手)に溢る/檜紀代
蛍狩星も一匹と数えむ/小栗釣月

『蛍二十日に蝉三日』・・・諸行無常の響きアリ・・・か。
6/11・本日・「傘の日」
この日が雑節の一つ「入梅」になることが多いことから、「傘の日」なのだ、そうだっ。
「傘」単体では季語として扱わない。
ゆえに、俳句に使うならば、必ず何かと組み合わる。

あひ傘のふりむきもせぬ若葉哉/正岡子規
アネモネや父に持たせる女傘/正木ゆう子
いつ迄も忘れられた儘で黒い蝙蝠傘/尾崎放哉
季語の傘と言えば、夏の季語、日傘が代表的な傘の季語だろう。
「白日傘」、「花日傘」、「絵日傘」、「黒日傘」、「砂日傘」、「古日傘」、「日傘(ひからかさ)」、など、多彩だ。

あひみての後の日傘をひるがへす/中尾杏子
日傘開く音はつきりと別れ哉/松浦為王
昂然(こうぜん)と仏蘭西日傘ひらきけり/櫂未知子

他、「破れ傘」と言う植物もある、これは夏の季語だ。

破れ傘一境涯と眺めやる/後藤夜半
破れ傘詠みて即ち雨季を詠む/後藤夜半
また、春日傘(春)、日傘(夏)、秋日傘(秋)、時雨傘(冬)、と使い分ける。

梅雨の季節、せめて美しい傘を持ちたいものだっ。

メロンバーを食す(笑)。

この青いメロンとは、間引かれた(摘果)メロンのコトだろう。
メロンは、一本の木に2個しか実を生らせないらしい。
ゆえに、良い状態のメロン二個以外は、幼果のうちに間引かれるそうだ。
間引かれたメロンは漬物にすると美味とのコト。

メロンは、夏の季語。

古代エジプトで栽培されたのが初めらしい。
日本への渡来は古く、縄文土器などカラその種の痕跡が見られるらしい。

縄文人も夏には、メロンを冷やし???家族で舌鼓したのであろうか(笑)
メロン・・・、高級さゆえか、非日常と対比する季語であるような・・・。

筋ジスの友よりメロン贈らるる/高木伸一
骨壺とならびてメロン網かぶる/榎本冬一郎
白痴美のごときメロンを切り並べ/北原志満子
メロンざくりとビーナスの脳切るように/塩見恵介
一匙のメロン末期となりしこと/岩本桂子
豪快に切つて二人のメロンの夜/山田弘子
メロン喰ぶ寅と一緒に反省し/小栗釣月
