緑の美しい、青梅雨(あおつゆ)。

梅雨前に太陽の恵みを受けて葉の色を濃くさせた木々。
その青々とした木々の葉に降る雨が、青梅雨だっ。

美しい花も、緑のバックがあってこそ映える。
梅雨に濡れた葉の艶やかさは、さらに、花と空間を化粧する。

大昔、植物には花は無かった。
恐竜の時期に花は生まれ、隕石と同時に恐竜の滅亡の原因となったとか・・・。
詳しくは、お調べを。。。。。

青梅雨の金色世界来て拝む/水原秋櫻子
青梅雨やひとの妻子と壁隔て/福永耕二
青梅雨や花魁山も皿山も/夏井いつき
青梅雨の独り住ひは人魚めく/朝倉和江
青梅雨の大きくまがる汀かな/細川加賀
青梅雨や靴だぶだぶの信徒の子/下村ひろし
青梅雨や花が恐竜滅ぼしぬ/小栗釣月

越後名物笹団子の憂鬱。
今では珍しい貴重な自家製だ、感謝。
製法は蒸したり焼いたり様々。

その後、暫くは家の中や軒先に吊るしておくのだ。


家中が笹の香りで充満する。
私が小学生の三年生頃までは各家庭内で作られていた郷土食、ソウルフードなのだっ。
野外に釜を出し、蓬の新芽を茹でることから始まる。
蓬の、あまぁぁぁぁい匂いが町中に溢れるのだ・・・そんな風景は遠い昔だっ。
年中販売しているが、原料の蓬の芽が出る時期の四月下旬から五月の上旬が最盛期か?
新潟米をベースにつくる蓬餅と、絶妙な甘さの餡とのバランスがタマリマセン。
さらに、その蓬団子を笹で包みますから、笹の香りも良くてネ~。

でで、笹には殺菌効果もあり、戦国時代に携行保存食としたとも、上杉謙信の家臣が発明したとも・・・。
このソウルフードの笹団子。
一般論で言うと、季語としてはヤヤ中途半端なのであります。
なぜなら、蓬餅(春の季語)+粽(初夏の季語)の両方の特性を併せ持つからであります。
いったいどっちに軸を置けばよいのか、と、言うコトになる。
これが、憂鬱の原因なのだ。
で、新潟県人以外が詠むと、冬の季語と重ねています、以下代表的なもの。
佐渡人が笹だんご呉るる良寛忌(陰暦一月六日)/村山古郷
笹だんご買ひに戻るや雁木(晩冬の季語)道/松崎鉄之介
雪の香(冬の季語)でつらなつてゐる笹だんご/梶山千鶴子
ネ、この三句だと、笹団子は季語ではないことになるワケだぁぁぁぁ。
しかし、長く新潟県に在住した素十は・・・笹粽と合わせている。
季語が重なっている・・・が、季語としては、笹団子が立っている。
この句であれば、夏の季語で良いが・・・。
笹団子笹粽(初夏の季語)より青々と/高野素十
しかし、このままでは分がない。
夏の季語としてヤバイ状態だぁぁぁぁ。
ふふふふ、そこでネ、ココは切り札を出したい。
越佐(越後+佐渡)俳句歳時記なるもので笹団子を紹介したい。
季は夏となっている。
笹だんご~六月五日の旧端午の節句に作るところが多い。
と、ある。
思い出した、そうだ、六月に食べた。
新潟の田舎では今でもイベントを一月遅らせて祝う風習がある。
六月の五日に田舎の農村へちょこっと行ったら菖蒲が玄関に・・・。
いわゆる、旧端午の節句なワケだっ。
では、新潟県の俳人の笹団子の句をご紹介。
笹團子繭の形に胴括る/斉藤湖畔人
青々と俵造りの笹団子/羽生大雪
笹だんごほどけば越のかほりかな/木村允子
一枚は素直に剥げし笹団子/松原比呂
夫々の家の味して笹団子/米田みさを
笹団子匂ふやバスの揺れるたび/佐藤野火男
笹団子まだ湯気立つる笹の青/小栗釣月

苺狩のBlog・・・いいなぁ。
苺狩りの季節ですね~。

幼い娘達を連れて苺狩りに行ったのは遠い日デスわ。
苺狩は、とてもワクワクしてテンションが上がるんですヨ。
でも、思った以上に食べれませんので損した気になります(笑)。
ま、男性はそうですが、女性はいつまでも食べてますね~、欲張り(笑)。
飽きないのかしら?と、不思議に思いましたがネ、ま、別腹は女性の特権?(笑)。

冗舌になりたる妻と苺狩り/梅村五月
苺摘小さな問いを幾つ出す/瀬下るか
苺狩ショパンの曲の流れをり/松下八重美
一枚の山の斜面にいちご狩る/北村きみ子
不揃ひを個性と言へりいちご狩/荒木甫
苺摘み年を当て合ふ児と爺/岩上行雄
いちご狩子は番犬と遊びをり/青池亘
娘いて不協和音の苺狩/小栗釣月

1982/06/14フォークランド紛争終結。
イギリスはイマジンを放送自粛にした。

それはあまりにも間違った行為だと思います。
さて、中東、朝鮮半島、香港、台湾、さらに、チャイナの自治区などに平和は来るのだろうか・・・。
そして、日々増していくチャイナの脅威に対して、今後の日本の国防は?憲法改正は?自衛隊は?核保有は?
このままでは、確実に、尖閣と沖縄はチャイナに奪われる事になるでしょう。
平和の維持とは難しいモノです。
また、理想と現実の差を、平和ボケの日本国民は縮められるか。
で、また、ココで、司馬遼太郎先生のお言葉を引用させていただきます。
『平和を維持するためには、人脂のべとつくような手練手管が必要だ』
また、「平和」、「自衛隊反対」を連呼するさまを、先生は、『念仏平和主義』と名付て、念仏で平和は維持できないとおっしゃいました。
いつまでも、『念仏平和主義』のままでよいのでしょうか?
今、大きな危機が迫っています。
いまこそ、大きな改革を願います。
じゃんじゃん。