遅ればせながら・・・夕月夜・・・。

古では、暁闇(あかときやみ)、小倉(をぐら)、にかかる枕詞でありました。
夕月夜暁闇のおほほしく見し人ゆゑに恋ひわたるかも/詠み人知らず
夕月夜をぐら(小倉)の山に鳴く鹿の声のうちにや秋は暮るらむ/紀貫之
夕月夜(ゆふづくよ)と発音したらしいです。
夕月夜は、月が、入っているんで秋の季語。
さらに、俳句では、期間限定にて使用します。
実は、もう過ぎちゃったんですが・・・。ネ(笑)。
陰暦八月の二日月(今年は、9月19日)から上弦の月の夜(今年は9月24日)だったんですねヨ。
この頃の月は早く上り、大きくないので光は弱く、夜半には西へ沈みます。
大きくなればゆっくり上り、朝方まで残り、有明の月となりますが・・・。
ゆえに、夕月夜は、儚いもの、哀れなるものの象徴でありました。
人さらいがやって来るぞ夕月夜/小栗釣月
肋骨の透ける野良ねこ夕月夜/小栗釣月
【季語】・夕月夜/ゆうづきよ・宵月夜・夕月・宵月・弓張月。

病む母を騒がしておく夕月夜/佐藤鬼房
すれ違ふ若さ匂ひし夕月夜/小田道知
耳だけであなたとわかる夕月夜/小田さやか
塩ふりしのみの一品夕月夜/清水晃子
物置となりし子の部屋夕月夜/山崎刀水
口下手の男が語る夕月夜/小栗釣月

夕月夜は、中秋の名月(今年は十月一日/旧暦8月15日)へ向かう、プレリュード(前奏曲)ですね。
俳句界は、最大のクライマックス名月(十五夜様・10/1)にむけて意気盛んでありますぅぅぅぅぅ。
昨日は一人秋の海へ。
竹内結子さんがぁぁぁぁぁ。
なんてことだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
ショックだぁぁぁぁぁぁぁぁ、超ショック、もう泣いちゃう(涙×涙)。
今年の一番ショックな出来事です、はぁ、残念無念。
今夜はストロベリーナイトでも観ようかな、でも、泣いちゃうかも・・・。
はぁ。
心からご冥福をお祈り申し上げます(涙×涙)。