餅花or繭玉。

私の地元では、繭玉が一般的か?

東日本では、繭玉が多いそうである。
通常、一月十四日に製作して飾る。
餅花は、豊作の祈願・繭玉は、養蚕の予祝、のようであります。

餅花の小判動かず国の春/正岡子規
餅花やもつれしままに静まれる/松本たかし
餅花や夕月はやも軒の端に/山口青邨
餅花の影ふえゆるる畳かな/皆吉爽雨
はでやかな大しだれなる餅の花/阿波野青畝

まゆ玉に猫のおとろへあはれなり/久保田万太郎
繭玉のさくら色より明けにけり/三橋鷹女
繭玉や店ひろびろと船問屋/村上鬼城
繭玉や夕はやけれど灯しけり/高野素十
繭玉の鏡にひびく光りあり/飯田蛇笏

新潟の繭玉もなかなか良いですヨ。
昔は生産者のトコへ直接買いに行きました。


繭玉や枯れ木に花と猫はしゃぎ/小栗釣月
繭玉や吾は花神の末裔ぞ/小栗釣月
*花神(かしん)*
花咲爺さんの事、また、花をつかさどる神や花の精。
野山に花をもたらす各地の神の総称でもあります。