寒星。
三寒四温。

本来は、中華民国や朝鮮半島の言葉。
で、最近は冬よりも春先に使うコトが多いですネ。
しかし、冬季において、三日間寒く・四日間暖かいの繰り返しの意味。

季語としては冬に使っていますが、気候の変化もあり、もしかすると春の季語になっちゃうかも。
私の地元ではピンとこない季語ですね~。
また、三寒四温を分離して、詠む事も多い。

をとつひの三寒の尾をまだ曳けり/高澤良一
まぶしさの四温の繭を掌に掬ふ/木村蕪城
三寒や寝にも入りくる松林図/宇佐美魚目
サンダルで本屋を覗く四温かな/石川文子
三寒の鬼面とまがふ釣り魚/河野南畦
ブロンズの鷹女に会へる四温かな/関根悦子
三寒の鯉がみじろぐ泥けむり/能村登四郎
思案橋ブルース三寒四温かな/瀬戸正洋
三寒の猫悉く尻尾立て/小栗釣月
