1月25日~七十二候・71[水沢腹堅/さわみずこおりつめる]

二十四節気の大寒・次候、水沢腹堅。

沢の水が氷となり、厚く張りつめる頃。
この時期に、一年での最低気温の記録がでることが多く、
氷点下に達する地域も多くみられます、が、今年は暖かいネ。
で、元となった中国の宣明暦では「鷙鳥厲疾」と呼ばれ、
「鷲・鷹などが空高く速く飛び始める」などといった意味なので、
鷲にて詠みまするぅぅぅぅ、ちなみに鷲は冬の季語、で、犬鷲/尾白鷲/大鷲などなど。
ゆるやかに岬を押えて尾白鷲/小林寿子
光りしは鷲の目ならず鷲の爪/後藤比奈夫
冬霧の鷲の白きを母郷とす/橋本鶏二
凍港に起重機鷲の嘴の如し/久米正雄
大鷲の狩の眼となり女透く/佐藤秀
山神の眠りて鷲の天下なり/小栗釣月

今年はかなり雪も降ったから、きっと山菜も美味しいぞ。
528ヘルツ。
某『528ヘルツの音楽って本当に良いのですか?』
私「君はいつも厄介で分不相応な質問をしてくるね」
某『ラジオで言ってたんですよ、癒し効果があり、癌も治ったそうですヨ』
私「う~ん、科学的には証明されていないけど、効く人には効くって事でしょ?」
某『え~、そんなイイ加減な答えですか?』
私「そもそも、君はヘルツをわかっているのかね、Hzと書く、周波数・振動数の単位なんだよね」
某『へぇ~、じゃあ、他にもいろんなヘルツがあるんですね』
私「そうそう、ギターを例にすると簡単だ、六弦しかない」
某『はぁ』
私「まず、ギターの五弦は、A(ラ)=440Hzでチューニング(調律)するワケね、これが基準、ただし、プロは+1とか+2とかにするけどサ」


某『はぁ』
私「その、五弦の、A(ラ)=440Hzを、A=444Hzに変更しするとだ、C(ド)が528Hzに限りなく近くなる」
某『はぁ』
私「そもそも、440Hzとして聴こえる音、振動しているが正しいワケなんだけれども、110Hzの倍音なんだよね」
某『先輩、もうわかりません』
私「あれ、話はココからがポイントなんだけど」
某『もうイイです、なんとなくわかりました』
私「なんだよ、イイ加減だなぁ」
某『すいません』
私「ま、鰯の頭だなっ」
某『え?なんですか、それ?』
この後、【鰯の頭も信心から】を、宗教論も含めて、延々と講釈してあげましたが、某はとても迷惑そうでした(笑)。
*528ヘルツの音楽、なんどか聴きましたが正直よくわかりません*
*ただ機会があればソロ演奏の時に528Hzにて演奏して効果を見たいと思っています*
「仮説は実証して初めて真実になる」by湯川学博士。
1/25・初天神。

その年の最初の天神様(菅原道真公)を祀る、
神社(天満宮・天神社)の縁日、正月の二十五日。
詳細はコチラ→『天神の杜ごよみ/太宰府天満宮』
初天神友みな遠くなりしかな/星野麦丘人
初天神隅田渡りてなほ遠し/高橋淡路女
強風に打ち合ふ絵馬や初天神/沖山政子
願ひ事二つありけり初天神/薦田伸子
良き人と御目文字叶ふ初天神/小栗釣月
古典落語、初天神は傑作ですよね。

で、太宰府天満宮と言えば『飛梅』。


梅・春の季語デスがせっかくなので幾つか・・・。

飛梅やかろがろしくも神の春/荒木田守武
飛び梅にスーパー八雲がすべり出す/山本純子
飛梅の香や雨が消す過去未来/大山夏子
飛梅や神鈴絶え間なく響き/森脇貞子
飛梅の看板の文字荒々し/小栗釣月

蛇足ながら・・・「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」
怨霊も神も等しく梅の花/小栗釣月
早く地元にも、梅が咲かないかしら。
待ち遠しいなぁ。