芽シリーズ4・牡丹の芽。
残雪。

山々に残る雪はあくまでも白い。

残雪とは、春になっても消えずに残っている雪。
私の地元はまだまだ消えずに残っております。
が、しかし、たぶん、後、数日でしょう、今年は雪が降り過ぎたヨ。

で、雪形と言う言葉があります・・・死語に近いかな?
意味は、高い峰々の雪が解けて残雪と岩肌が描き出す模様のことデス。
かつては山の雪の解け具合を表す雪形が田植えや種蒔きの時期を知る目安でありました。
そして、それが農時暦の役をはたしたりもしていました。
春が進んだ頃、遠くの山肌に残っている雪が輝いているのは、なかなか良いものですがネ~。

残雪やごうごうと吹く松の風/村上鬼城
残雪や小笹にまじる竜の髯/芥川龍之介
残雪に灰うち捨てし曇りかな/佐藤紅緑
残雪に月光の来る貧乏かな/小川双々子
残雪にキラキラと落つ俄雨/小栗釣月

父の命日・2021年31回忌。
早いもので31回忌です。
毎年、早朝のお墓に、父が好きだったと言う白い百合の花を供えます。
白百合や父の最後の女(ひと)優し/小栗釣月

実は、私の父には、お墓が二つあります。
東京のプロテスタントの共同墓地。
そして、もう一つは、分骨された私のお墓(曹洞宗)デス。
お寺の墓は、たぶん数年後には墓仕舞いをします。
なので、もう一つのお墓地を、弟が守ってくれるので安心しています。
私は、父の記憶が曖昧です。
父との縁が薄かった。
いや、家族、血族との縁が薄いのですネ。
ご両親が元気で生きていることが、最大の幸せだと・・・私は思いますヨ。
いつまでも、あると思うなデスなぁ~。
私と父の物語は興味がありましたら、昔のブログ、ココをクリックして下さい→【父の命日】
恋猫のたまり場となる父の墓/小栗釣月