春北斗。
雪解(ゆきげ)・・・雪代水(ゆきしろみず)。

雪解け、雪国の幸せデス、が、今年は雪が多かったからネ~。
雪とけて村一ぱいの子ども哉/小林一茶
雪とけてくりくりしたる月夜かな/小林一茶
色々に谷のこたへる雪解かな/炭太祇
遅々(ちち)と歩す雪解(ゆきげ)の道の我ありぬ/阿部みどり女
畦々の立ち上がりたる雪解(ゆきげ)かな/若井新一
さて、雪代水とは、雪解け水の事です。
他に、雪汁(ゆきじる)・雪解(消)水(ゆきげみず)など。
雪解け水が流れ出して、春の目覚めを促しますぅ~。
季語としては、雪解水として詠む事が多いですネ。

身の内をほとばしりゆく雪解水/岩村節子
つぎつぎに大人も触れて雪解水/竹内美智代
倶利伽羅の棚田をつなぐ雪解水/春田淳子
ご香水送る鵜の瀬の雪解川/大井昌
どの家も富士より受くる雪解水/金子篤子
ごうごうとマンホール這ふ雪解水/小栗釣月
