秋の海へ。

やっぱり、秋の海が良いなぁ。
夏の賑わいの名残の欠片もありません。
澄み切った空と風と波の音だけ…色即是空。

私が死んだら、弟が日本海に散骨してくれます。
海になる、いや、海にかえるんですヨ。
だから、私は、秋の夕暮れに逝きたいなぁ~。

秋の海隠岐の四島を置いて去る/井上白文地
秋の海町の画家来て塗りつぶす/森田透石
教会の扉を開けて秋の海/甲斐のぞみ
波音の平たくなりぬ秋の海/和田順子
秋の海寄せては旅情たたみけり/黒澤千世
足湯から夕日崩るる秋の海/小栗釣月

秋の海紫雲の風と昏(く)れゆけり/小栗釣月
さて、今年は非常にラッキーです。
十五夜(9/21)は、晴れて満月だった。
十六夜(9/22・いざよい)も観れた…いざよふ月・既望(希望)。
十七夜(9/23・たちまち)も観れた…立待月(たちまちづき)。
で、今夜の、十八夜(9/24)も晴れる、観れます…居待月(いまちづき)。
さらに、十九夜(9/25)…日寝待月(ねまちづき)&臥待月 (ふしまちづき)も、
二十日夜(9/26)…更待月(ふけまちづき)も、晴れる、月観で毎日寝不足じゃぁぁぁぁ(笑)。
秋の月は、最高ですね♪
秋桜(あきざくら)。

コスモスを秋桜とスルのは、やや違和感があるのネ~。
だって、桜はサクラだよね~。
日本固有種ではないのに桜って、う~ん。
で、コスモスは六弁、桜は五弁、違うんだよなぁ~、ブツブツ(笑)。
英名は、Cosmos flower。
ソラの人が提唱した、宙花(そらはな)が良いよね・・・・。
シ~ン、あれぇぇぇぇぇ。
あ~、そうか、そうなのね。
昭和の観音菩薩、山口百恵様の歌が心から離れませんかぁぁぁぁぁ。
佐田君、君のセイだよ(笑)。


娘の嫁す日門をくぐるれば秋桜/小栗釣月
ま、季語としてもかなり詠まれているんで認知された感じですね。
繁殖力も半端ないからなぁ。
径どこまでもどこまでも秋桜/小栗釣月
秋桜には、夫婦や恋が似合うようで・・。

秋桜たとえばそれも恋だった/田中桜子
秋桜の小瓶に詰めた愛の賭/尾上有紀子
秋桜智恵子座りし椅子小さし/古市文子
風まかせあなたまかせや秋桜/福田みさを
君思ふ一日と決め秋桜 /津田このみ
恋文を袂に隠し秋桜/小栗釣月

地元は農道の小径から一般道、国道まで、秋桜で溢れています。
君が好き僕は緋色の秋桜/小栗釣月