今年も湯たんぽが大活躍。
ひとり言ぬるき湯婆(たんぽ)をかかへけり/正岡子規
湯婆(とうばorたんぽ)、明治の頃までは湯は無しで、「とうば・たんぽ」と読んだらしい。
さて、近年は、湯婆をゆたんぽとも読むケースがありますが、正確には、湯湯婆だよね、たぶん・・・(笑)。
なんで、【湯たんぽ】とするケースが多いようですネ。
まず、湯婆(たんぽ)にて古き時代の句を・・・。
起さるる声も嬉しき湯婆かな/各務支考
我恋は夜ごと夜ごとの湯婆哉/小林一茶
夢よりは先へさめたる湯婆哉/横井也有
この時期、湯たんぽ本当にありがたいデス。
私のトコでは去年から大活躍しておりますヨ~。
そして、今年はついに、二つになりましたぁ。
湯たんぽが無いと寝られませぬぅぅぅぅぅぅ(笑)。
寝返りの度に湯たんぽそっと撫で/小栗釣月
長年愛用して来た、リラックマの湯たんぽは、足元用。

そして、抱きかかえようの小型のヤツを購入、これには温めのお湯を入れます。

私が子供の頃はアルミ?の容器に、祖母や母が湯を注いでくれました。
それを厚手のタオルなどで丁寧に包み、布団の足元に置いてくれたんだヨなぁ~。

ふるさとの湯たんぽの湯に顔洗ふ/鳥居真里子
亡き夫に代はる温みの湯婆よ/品川鈴子
湯たんぽと言えばくちびるやわらかし/原ゆき
湯たんぽをたしかめて足眠りけり/千葉仁
湯たんぽと猫を抱きしめ眠るなり/小栗釣月
子供の時の幸福・・・冬の湯たんぽと猫。
毎晩私のトコで一緒に寝ていたはじめての愛猫、ミミちゃん。
あ~、猫と暮らしたい。