本日・2022/01/20・【大寒/だいかん】

二十四節気の第24。

「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」
一年で一番寒さが厳しくなる頃。
三寒四温・・・朝晩の寒さに耐えるのももう少し・・・。、

ふるさとの大寒の水甘かりき/鈴木真砂女
大寒のうどんを滑る卵かな/滝口照影
大寒の薔薇に異端の香気あり/飯田龍太
大寒と敵のごとく対ひたり/富安風生
大寒の昼餉に母は手をつけず/小栗釣月

1月20日~七十二候・その70[款冬華/ふきのはなさく]
蕗の薹見つけし今日はこれでよし/細見綾子
二十四節気の大寒・初候、款冬華。

款冬=蕗の薹であります。
凍てついた地面に蕗の花が咲き始める頃。
まだ雪が残り、寒風が吹いていても、草花は春へ向けて準備を進めています。
私の地元で蕗の薹を見る事ができるのは、早くて、二月の下旬か三月の上旬です。

活断層ゆるめて蕗の薹出づる/千田百里
庭の辺の初のみどりや蕗の薹/能村登四郎
日溜りが日向に変り蕗の薹/星野高士
蕗の薹空が面白うてならぬ/仲寒蟬
紫のベストを開(はだ)け蕗の薹/小栗釣月
