「あいたいよパパ」・・・の、女の子は元気だろうか。
当時八歳の女の子の詩が掲載されました。
私はその詩が忘れられません。
女の子は、3.11・東日本大震災の時。
まだ、お母さんのお腹の中にいました。
その詩は、会うことができなかったパパへ手紙なのです。
「あいたいよ パパ」
パパ あのね
つなみのときは
ママと
ママのおなかのなかのわたしを
まもってくれてありがとう
パパ あのね
パパがてんごくにいったあと
七月十二日に
わたしが生まれたよ
全文はこちら→産経新聞『天国の父に届ける詩』

年をとると情けないと思うのですが・・・涙がとまりません。
家族を亡くされた方々の心の傷が少しでも癒えますようにと祈る事しかできません。
そして、明日が、また、やってきます。
で、本日、『みすゞ忌』
みすゞ忌の観音様は悲しそう/小栗釣月
みすゞの詩には、絶対的な孤独と愛がアル。
だから、なおさら、悲しいのです。
「星とたんぽぽ」 金子みすゞ
青いお空の底ふかく、
海の小石のそのやうに、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
散つてすがれたたんぽぽの、
瓦のすきに、だァまつて、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根は眼に見えぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
わたしたちは見えないモノこそ信じて生きていかなければなりません。
合掌。