3/11・東日本大震災・・・十一年。
瓦礫の石抛る瓦礫に当たるのみ/高柳克弘
冤霊に列す原発関連死/正木ゆう子
今朝の、【3.11】関係の新聞記事や手記、ネットの書き込みなどを読みながら今年も泣いたヨ。
遺族の方々にかける言葉も無く、申し訳ないとは思うのだが、言葉にすればそれは他人事になってしまう。
この十一年で、取り戻せたもの、取り戻せなかったもの、それぞれの十一年ではないでしょうか。
さて、あれこれと、想いを書きたいのだが・・・やめておきます。
え~、昨年もご紹介したのですが、被災した俳人が句集を出しています。
~照井翠句集『龍宮』~

泥の底繭のごとくに嬰(やや)と母/照井翠(てるいみどり)
この赤ちゃんと母親は泥の中で亡くなっているのではないか・・・。
この一句だけで涙が止まらない・・・。
作者にとって東日本大震災での一番の物理的インパクトは、【泥】の海であったのではないか。
で、新刊がこちら。
照井翠句集『泥天使』
また、泥である。
しかし、美しいものは泥から現れる、蓮の花のように。

興味のアル方は是非一読くださいマセ。
今日、私ができる事は、鎮魂の為の曲を、ギターを奏でる事だ。
合掌。