2022年3月18日(金)、春の彼岸入り&親友の命日。
毎年よ彼岸の入に寒いのは/正岡子規
あかあかと彼岸微塵の仏かな/川端茅舎
お彼岸の期間がわからない人が多いらしい?
まぁ、仕方がないよね。。。
では、お彼岸(春と秋)についてちょっとお話しますね。
まず、春のお彼岸の期間は、春分の日(令和四年は・三月二十一日)を、中日として前後三日間を合わせた七日間です。
なので、三月十八日(金)・彼岸入り、三月二十一日(月・祝)・中日、三月二十四日(木)・彼岸明けで、あります。
彼岸という言葉は、諸説アリマスが、サンスクリット語(古代インド語、梵語、真言もコレ)、「パーラミター」の漢字表記、「到彼岸」の略との事。
仏教の世界観では、この世、現世は、此岸(しがん)、あの世、天国?極楽浄土は、彼岸(ひがん)、と、言う事になります。
また、お寺の追善儀礼で日本のみの仏事、彼岸会(ひがんえ)が、由来であるとも言われています。
他、彼岸の入りを「彼岸太郎」「さき彼岸」とも呼び、彼岸の終わりを「彼岸払い」「後の彼岸」などとも呼ぶんですが・・・、面白い。
「迷いの此岸・悟りの彼岸」であります。
え~、信仰心の厚いご家庭では、精進料理だったりするのかしら、ネ?

もちろん、「ぼたもち」も・・・。
あ、春は、ぼたもち(牡丹餅)・こしあん、秋は、おはぎ(萩餅)・つぶあん、らしい。

南無、南無・・・。

注!<彼岸>
俳句では、ただ彼岸、といえば春彼岸をさすのが一般的、ただし、春彼岸も春の季語デス。
また、秋の彼岸に関しては、必ず『秋』を頭につけます、秋彼岸、後の彼岸、と言います。
のの様と言ふ孫連るる彼岸かな/小栗釣月
で、本日は、親友、幹男の22回目の命日です。
一年はなんと早い、そして過ぎ去ったこの22年間を振り返ります。
いろいろなコトがあったなぁ~って、今年もあれこれと感じ入っています。
さて、お墓参りに行きます。
ちょっと遠いんだけど、頑張る。
今夜は幹男が好きだった、【アランフェス協奏曲/村治佳織】でも聴きながら偲びたいと思います。

山霞友の眠りの深きこと/小栗釣月
天泣や祈りの如き梅蕾/小栗釣月