2022/03/21・本日・【春分/しゅんぶん】

「日天の中を行て昼夜等分の時也」
ギターの音春分の日の寺にかな/藤井寿江子
昼夜の時間がほぼ等しくなる日。

暑さ寒さも、彼岸まで、春分は、春の彼岸の中日にあたります。
春分は極楽浄土に最も近づく日なんですね~。
また、昔は、春分の日を目安に穀物の種を蒔いたと言います。
さて、春は心の種を蒔く時期でもありますネ、心のタネは、クサと言います。
言い種(ぐさ)、語り種(ぐさ)、想い種(ぐさ)・・・。
草でも良いと思うのです。
が、しかし、種の方が芽生えるようで良いではアリマセンか。
あ~、出会いと別れの季節でもありますネ~。
この時期には、たくさんの想い出があります。
では、『春分』。

春分やおどけ声なる鴉ゐて/鈴木セツ
春分や此岸も彼岸も義理人情/時澤藍
日めくりに春分透けて見えしかな/林菊枝
春分点地球寝返り春迎ふ/海老原嘉雄
春分の日なり雨なり草の上/林翔
春分や新婚さんのエアメール/小栗釣月

あ、昨日(3/20)、東京で開花宣言がされましたネ。
嬉しいニュースです。
何ごとも移りのみゆく世の中に花は昔の春に変はらず/沙門良寛
英霊の再会祈る初桜/小栗釣月
