三月二十六日~七十二候・その十一[桜始開(さくらはじめてひらく)]+新潟県最速開花。
まつ先に風がとびつく初桜/山下由理子

ご無沙汰の酒屋をのぞく初桜/蝶花楼馬楽

お気に入りのBlogにて、桜の開花ラッシュが続きます。
私の地元も今年は十日ほど早くなりそうです。

何ごとも移りのみゆく世の中に花は昔の春に変はらず/沙門良寛
さくら桜そして今日見るこのさくら三たびの春を我ら歩めり/俵万智

二十四節気・第三・【春分】・次候、桜始開。
暖かくなり、桜の花が開きはじめる頃。
東京では十四日に開花宣言されましたね。

父在(いま)す靖国の初桜かな/密門令子
代々の海軍畑初桜/小栗釣月
私の身内も靖国に在す。
ちなみに、花芽の80%以上咲いた状態を満開と言うのだそうですけど・・・。
神代、木花之佐久夜毘売・・・『木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)』が冨士周辺に桜を咲かせたと言う神話があります。

と、言う事で、【初桜】にて。
初桜は、初花としても詠みます。
ご存じの通り、俳句では、花=桜です。
その年に初めて咲いた桜と言うよりは、初めて肉眼で愛でた桜って感じで良いでしょう。

初桜折りしもけふは能(よき)日なり/松尾芭蕉
鳥はまだ口もほどけず初ざくら/上島鬼貫
旅人の鼻まだ寒し初ざくら/与謝蕪村
けふまでの日はけふ捨てて初桜/加賀千代女
初桜風は夕べに移りつつ/山田弘子
何掴むための手のひら初ざくら/倉持梨恵
初桜児の描く丸はおかあさん/浅田光代
初桜見上げてよりの無口かな/出来由子
真新し制服集ひ初桜/小栗釣月

珠のごと長女生まるる初桜/小栗釣月

めぞん一刻のラストシーンも桜でしたね。
良く見えませんね、チラチラしてるのが桜の花びらです。

支那の宣明暦、七十二候・その十一、雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)。
春分、末候の雷乃発声と同じであります。
え~、我が県の南に位置する、上越市高田。
高田城址公園(桜・約4000本)は、日本三大夜桜としての誉れの高い名所。

なんと昨日(3/25)、観測史上最速で開花しましたぁぁぁぁぁ、ビックリポン。
記事の詳細はこちら→【速報】観測史上最速!高田城址公園 サクラ開花宣言

私の城下の桜も早いぞうぅぅぅぅ。
ルンルン♪