6月21日~七十二候・その28[乃東枯/なつかれくさかるる]
紫は僧衣に如かずうつぼ草/神尾久美子

二十四節気の夏至の初候・乃東枯。
乃東・夏草とは靫草(うつぼぐさ)の事で、夏枯草(なつかれくさ)、夏枯草(かこそう)」とも・・・。
で、夏の季語なんだけど、全然涸れてないジャン、だよね~、そぅ~だよね~、実は、枯れた様に見えちゃうのサ。
靫草は六~八月に咲くシソ科の花で、花が終わると、夏では花穂は暗褐色に変化し、一見枯れたように見えるところから、夏枯草なワケです。
ね、こんな感じなのであります、枯れてるみたいでしょ。

「靫」は「ゆき」とも読み、武士が使う竹籠でできた矢入れのことです。
やまなみを四方に立てて靱草/小宮山政子
山二つ影の相寄るうつぼ草/古舘曹人
うつぼ草安寿の塚は田の中に/数馬あさじ
音に出てすぐ上がる雨うつぼ草/伊藤いと子
夏枯草の畦に座れば雨落つる/西口百艸
水汲女夏枯草を黒衣にて/加藤耕子
迷恨と鳴く蛙ゐて夏枯草/長谷川かな女
荒ら屋の夏枯草と破れ傘/小栗釣月

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ほぅ~、そんな想い出が・・・。
私のお隣の県ですね、信州戸隠、良いトコロです。
その戸隠で出会いましたかっ。
>山では珍しい花ではないんですが、その時期そんな場所でたった1輪咲いてた花に、ソロだったこともあり、緊張を慰めてもらいほっとしたことを想い出しました。
なるほどなるほど、孤高の出逢い?でしたかね。
>特別美しい花ではないのですが、どうしてもソロで登攀したかった思い入れの強い山だっただけに出会った花もよく忘れずに覚えているものです。
すべての山道、渓流、滝、空、心にとどめ置くことが自然への感謝ですね。
それを実践なさっているコトはとても尊い事デス、誠に素晴らしく誰にでも出来ることではありません。
くろすけサンは、精霊に、山の神々に、愛されているのですね。
見た見た、凄い凄い、絶景かな、絶景かなぁぁぁぁぁぁ、ション♪
いやぁ~、マジ、半端無く凄いわ。
>想い出の花は枯れずにそのまま心のなかに永遠に鮮明に残ってるものですね。(#^^#)
そうです、そして、けして、色あせる事は無い。
素晴らしい財産。
感動に感謝。
あの時慰められた花のひとつ!
山では珍しい花ではないんですが、その時期そんな場所でたった1輪咲いてた花に、ソロだったこともあり、緊張を慰めてもらいほっとしたことを想い出しました。
特別美しい花ではないのですが、どうしてもソロで登攀したかった思い入れの強い山だっただけに出会った花もよく忘れずに覚えているものです。
こちらに証拠が → http://makkurokurosuke163.blog.fc2.com/blog-entry-320.html
またまた、魔が差したら見てやって下さいませ。(^-^;
想い出の花は枯れずにそのまま心のなかに永遠に鮮明に残ってるものですね。(#^^#)