7月1日~七十二候・その30[半夏生/はんげしょう]
尼寺の音なき暮し半夏生/山田弘子

二十四節気の夏至の末候・半夏生。
半夏が生える頃であり、
半夏の名をもつ草の葉が白く染まる頃。
雑節としては、 夏至から数えて、ちょうど十一日目を言うのネ。
で、この葉、最初は緑一色なのよ。

でで、一部白くナルわけよね、不思議デス。

緑と白のコントラストがいかにも涼し気です。
半夏、別名は多い、烏柄杓、カタシログサ、ハゲッショウ、ハゲンなど。
半夏はドクダミ科の多年草で、水辺や低湿地に生え、独自の臭いを放ちます。
半夏生は、暁に天より毒気降る日とも言われており、
井戸に蓋をしたり、野菜を食べないとか、妖怪が出るとか、迷信が多いです。
また、この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言います。
夜へ継ぐ工場の炎や半夏雨/角川源義
後ろから高下駄の音半夏雨/小栗釣月

半夏生いつかう滅らぬ常備薬/前田達江
水涸れて井の蓋ずれし半夏生/栗城静子
半夏生髭の先まで白き鯉/村田孝子
神官のみごとなる髭半夏生/寺尾とよ子
半夏生使わぬ指の爪伸びる/佐藤香女
眉剃られ白髪笑らわれ半夏生/小栗釣月
と、ココまできてなんですが、本来、七十二候のはんげしょうは・・・。
実は、『烏柄杓/からすびしゃく』の事でアルと言われています、スミマセン、あはははは。

この日、関西では、蛸を食べる習慣があります。
詳しくはググッてね。
さらに、半夏生餅だって、美味しそう。

コメントの投稿
へぇ~、そうなんですかぁ~。
>この時期の山の中では遠目にもすごく目立ちます。
いやいや、ビックリ、驚きました。
凄いですね、j\知らなかった。
>どうやら昆虫を呼び寄せるためらしいんですが、植物ってやつも本当に不思議です。
ほぅ~、やるもんですなぁ。
>同じマタタビ科でも、食べておいしいサルナシ(キウイフルーツの原種)の葉は白くなりません。
なるほど、いやー、面白い。
自然界は不思議でイッパイですね。
No title
https://beyond-ecophobia.com/wp-content/uploads/2017/06/DSC_9402-380x253.jpg
そうです。
にゃんこが大好きな、あのマタタビの実がなるつる性の木です(笑)。
この時期の山の中では遠目にもすごく目立ちます。
子供の頃、鳥の糞がついているのかと思っていたのですが、あまりにも数が多いので確認してみました。
まさか気泡のせいだとは・・・。
子供心的には、何か表面的な現象だと思っていた私には衝撃的な出来事でした(笑)
どうやら昆虫を呼び寄せるためらしいんですが、植物ってやつも本当に不思議です。
同じマタタビ科でも、食べておいしいサルナシ(キウイフルーツの原種)の葉は白くなりません。