いつもの場所の金木犀。
どこもそれなりに大きな木で見上げてしまう。
夜霧とも木犀の香の行方とも/中村汀女
金木犀は、恋の様に突然に・・・香り立つ。
馴染みの金木犀スポットを梯子した(笑)。

秋晴の下、ブロック塀の上で昼寝?していた猫ちゃんが私を一睨みして去っていった。
ごめんネ~、驚かした?猫ちゃんも金木犀が好きなんだよね・・・たぶん。
金木犀猫の惰眠を邪魔したり/小栗釣月

俳句では、木犀として詠む事が多い。
母校の金木犀仰げば微風/小栗釣月

木犀や家風に馴れて静ごころ/渡辺水巴
煙草女工に給料木犀よりあかるし/飴山實
木犀の風吹いてくる写真館/佐伯栄信
とろとろと金木犀の香は麻酔/武藤嘉子
角曲るたびに匂へり金木犀/松田邦子
金木犀神も媚薬をつくりけり/成瀬櫻桃子
横丁の猫一睨み金木犀/小栗釣月

しばらくは、この香りを楽しめますね♪