赤蜻蛉、その一。
今年は赤蜻蛉が特に少ないなぁ~。
全然いなくてネ~、やっと見つけましたよ。
遊軍の未だ来たらず赤蜻蛉/小栗釣月

昔は、もっともっとタクサンいたんですけどネ~。
電線が真っ赤になったのネ、あれは凄かったなぁ。
五十年も前だよね、たぶん・・・。

染めあへぬ尾のゆかしさよ赤蜻蛉/与謝蕪村
赤とんぼ人をえらびて妻の膝/山口青邨
赤とんぼ死近き人を囲み行く/永田耕衣
赤とんぼじっとしたまま明日どうする/風天(渥美清)
赤とんぼ洗濯物の空がある/岡田順子
母恋えば我も我もと赤トンボ/小栗釣月

赤とんぼとまつてゐるよ竿の先/三木露風

露風が十三歳の時の俳句。
で、皆さん気がつきました?そうです。
三木露風の有名な童謡「赤とんぼ」の一節です。
童謡が書かれるずっと以前、いわゆるこの句のイメージが原型となり、童謡「赤とんぼ」となったのですネ。

~赤とんぼ~

夕焼、小焼の、あかとんぼ、負われて見たのは、いつの日か。
山の畑の、桑の実を、小籠(こかご)に、つんだは、まぼろしか。
十五で、姐(ねえ)やは、嫁にゆき、お里の、たよりも、たえはてた。
夕やけ、小やけの、赤とんぼ、とまっているよ、竿の先。

この歌詞を引立たせるのが懐かしい感じのワルツだからでしょうなぁ~。

日本の原風景、いつまでも続いて欲しいものです。
赤とんぼ肩に両手に夕日落つ/小栗釣月
コメントの投稿
ももPAPAさん、連投感謝。
あら、そちらも全然ですネ。
>長い梅雨のせいだったんでしょうか。
それしか考えられませんね。
>他にイト蜻蛉が1~2匹
誠に寂しい限りですね。
シオカラ蜻蛉も見なかったです。
私は数匹見ました。
ヤゴから陸へ上がるタイミングが無かった?
来年に期待ですね。
No title
長い梅雨のせいだったんでしょうか。
他にイト蜻蛉が1~2匹
シオカラ蜻蛉も見なかったです。
さえきサン、こんばんわ。
はい、やはり長梅雨のえいきょうなのでしょうか?
>公園のような隣家の庭に毎年乱舞している姿が今年は見られません。
>一昨日、数匹翔んでいましたがそれっきりですね。
私の地元、城跡の山麓でおふれているのですが・・・サッパリです。
>アキアカネとナツアカネ、以外と知られていませんが、より赤いのはナツアカネの方です。
そうそう、胸まで赤いですよね。
全体的にも朱が強いデスね。
アキアカネ、本体の赤さよりも夕焼けと重なるんでしょうネ。
>>赤とんぼとまつてゐるよ竿の先/三木露風
>けっこう波瀾に富んだ人生ですよね。
>このもの悲しさはそれ故でしょうか・・・。
早熟の天才ゆえの不幸ですね。
幼き日の母との別れのトラウマは一生涯つきまとったでしょう。
元禄時代の俳人上島鬼貫に傾倒していたのは有名です。
詩人として白秋と並び称されたにかかわらず、残ったのは、この赤トンボだけ。
詩集もないとは・・・。
minaさん、こんばんわ。
>言葉の意味などわからずに歌っていましたね~
では、懐かしいですね。
私のオフクロも歌っていました。。
>「じゅうごでねえやはよめにゆき・・・・??」
>漢字変換出来れば分かったのでしょうが、何しろ幼児でしたから三木露風先生ごめんなさい。
あははは、いいんです。
>赤とんぼ、本当に見なくなりました…
少なくなりました。
あ~蛍もですね。
年々寂しくなります。
>>「母恋えば我も我もと赤トンボ」 あぁ~涙出そうー
秋はモノ思う季節。
つい母を想い出します。
No title
公園のような隣家の庭に毎年乱舞している姿が今年は見られません。
一昨日、数匹翔んでいましたがそれっきりですね。
アキアカネとナツアカネ、以外と知られていませんが、より赤いのはナツアカネの方です。
>赤とんぼとまつてゐるよ竿の先/三木露風
けっこう波瀾に富んだ人生ですよね。
このもの悲しさはそれ故でしょうか・・・。
赤とんぼ
母に教えてもらった歌です。
言葉の意味などわからずに歌っていましたね~
「じゅうごでねえやはよめにゆき・・・・??」
漢字変換出来れば分かったのでしょうが、何しろ幼児でしたから三木露風先生ごめんなさい。
赤とんぼ、本当に見なくなりました…
「母恋えば我も我もと赤トンボ」 あぁ~涙出そうー