今夜、菊被綿(きくのきせわた)。
陰暦九月八日の夜、いわゆる重陽(ちょうよう・別名、菊の節句)の前日。
菊の花を真綿で覆って、その夜露と香りとを移しとって、重陽の節句に使用したらしい。
菊の持つ不老、そして、若返りの効を願いつつ、その綿で肌をなでまわすと…、お試しアレ(笑)。
別名、菊綿・着せ綿・菊の綿。
さて、明日、重陽。
古の雅・・・平安時代の宮中にトリップして、観菊の宴でも如何でしょう。
出来れば日本酒の杯に、菊の花を一片浮かべ、酌み交し、長寿を願い、一句でも・・・。

綿着ても同じ浮世ぞ霜の菊/各務支考
綿着せて十ほど若し菊の花/小林一茶
白菊や着せ綿まゐる指の反リ/田川移竹
菊の被綿をもらいし米寿かや/小阪律子
湯上りの背に菊綿をのせらるる/小栗釣月

コメントの投稿
ピーちゃんこサン、こんにちは。
あら、実践されてます。
> 入院中、病院食にホウレンソウのお浸しに菊の七ビラが散らしてありました。
> 菊の香りが邪魔して私は、食べられませんでしたが。。。
へぇ。
では、菊だけのお浸しは体にいいかもですね。
私の地元では、菊の花をカナリ食べます。
私はあまり好みではありませんが…。
No title
菊の香りで長生きできるって本当かもです。
入院中、病院食にホウレンソウのお浸しに菊の七ビラが散らしてありました。
菊の香りが邪魔して私は、食べられませんでしたが。。。
TORUさん、こんばんわ、連投感謝。
はい。
美味しいお酒で。
これからの本種が美味しい季節ですね。